呼吸がしにくい原因はストレスかも。病院なら何科に行くべき病気?

呼吸がしにくい原因はストレスかも。病院なら何科に行くべき病気?

呼吸がしにくい感じがする。

でも咳が出たり、のどが痛かったりすることはない。

そんなときはストレスが原因かもしれませんよ。

原因がストレスであったとしても単なる気のせいではないですよね。

身体に症状が出ているのは事実。

心の症状が身体に出る病気もあるんです。

病院なら何科に行けばよいのでしょうか?

今回はそんな病気についてお話ししましょう。


Sponsored Links

呼吸がしにくい原因はストレスかも

呼吸がしにくい原因はストレスかも

ストレスが原因?とよく言われますね。

もう少し具体的に考えてみましょう。

呼吸がしにくい。

つまり息苦しいという身体の症状があるのは事実なんです。

だから心の病気ではなく身体の病気なんですね。

「身体に起こる疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、器質的、ないし機能的障害が認められる病態を心身症という。」
引用:日本心身医学会,1991

まさにこれなのかもしれません。

この心身症についてもう少しお話ししましょう。

器質的な障害とは、身体に炎症が起こったり、腫瘍ができたりするような、検査(画像診断など)で明確になる異常ですね。

一方、機能的な障害とは、身体の臓器の動き(機能)が障害されている状態で、器質的な異常がない場合のことを言うんです。

心理社会的因子とは、まさにストレスが当てはまりますね。

その他、その人の性格や子供のころの体験などとも関係すると言われています。

また社会との関係、すなわち仕事や家庭、災害や事故などを通して蓄積されるものなのです。

つまりストレスなどの心理社会的な要因によって、実際に身体のどこかに不調をきたすということなんです。

だから心身症は身体の病気なんですね。

不調をきたしやすい臓器としては以下のものが挙げられています。

【心身症と関連する症状】

  • 呼吸器:過換気症候群、気管支喘息
  • 循環器:本態性高血圧、狭心症、不整脈(一部)、
  • 消化器:過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、神経性嘔吐症、呑気症
  • 泌尿器:神経性頻尿
  • 感覚器(目、耳):難聴、メニエール病
  • 皮膚:じんましん、脱毛症
  • 神経:心身症型自律神経失調症、片頭痛、筋緊張性頭痛、めまい

心身症の症状は身体の各所に出てきますね。

呼吸がしにくい症状が続く場合、自律神経失調症が考えられます。

では自律神経のアンバランスとどのように結びつくのでしょうか?

呼吸がしにくい原因は自律神経のアンバランス?

呼吸がしにくい原因は自律神経のアンバランス

呼吸のペースを浅くしたり深くしたり、速くしたりゆっくりしたり調節するのは「自律神経」ですね。

自律神経には交感神経と副交感神経神経があることはよく知られています。

普段、リラックスしているとき(安静時)は副交感神経が働き、「深くゆっくりした呼吸」になりますね。

一方、運動しているときや精神的緊張(ストレス)のあるときは交感神経が働き、「浅く速い呼吸」になりやすいんです。

運動後などの一時的な呼吸の変化はすぐに戻ります。

でも慢性的なストレスによって緊張状態が続く場合、浅く速い呼吸が続くことになるんです。

常に浅くて速い呼吸が続くと安静時の呼吸と違って、他の筋肉まで動員されてしまいます。

このため、頚や胸、お腹、背中の筋肉が働き過ぎ(過活動)になり、硬くなることがあるんです。

すると胸郭や脊柱の関節の動きまで制限されてしまいます。

そしてまた余計に呼吸が浅くなるという悪循環の繰り返しになるんです。

いかがですか?

人によって、もともと弱い部分に症状が出ると言われます。

子供のころから緊張すると体がかゆくなった(皮膚)、嫌なことが近づくとお腹が痛くなった(消化器)など症状は様々ですね。

このような経験がある方も、やはり同じ場所に出る可能性が高いんです。

では「心身症」が疑われたら何科に行けばよいのでしょうか?


Sponsored Links

病院なら何科に行くべき病気?

病院なら何科に行くべき病気?

「心身症」の症状が疑われたら、「心療内科」を受診しましょう。

何となく似たイメージのある「精神科(精神の病気)」や「神経内科(脳や神経の病気)」とは異なるものです。

また医師ではなく、薬の処方はしない「心理カウンセリング(臨床心理士など)」は病院(医療機関)ではありませんので区別しておきましょう。

ではもう少し続けますね。

先ほどの日本心身医学会の定義には続きがあります。

「ただし、神経症やうつ病など他の精神障害に伴う身体症状は除外する。」
引用:日本心身医学会,1991

つまり、精神障害はあくまで精神の病気であって、身体の病気ではありませんね。

だから「精神科」の領域のものなんです。

整理してみましょう。

神経症は強い不安が原因

神経症もとてもわかりづらい名前ですよね。

神経症は、もともと強い不安感があることが原因とされていますね。

その点で心身症とは区別されるところです。

この不安感を上手に処理できなことから、心身に様々な不調(動悸、震え、嘔吐、睡眠障害など)をきたす病気とされています。

またタイプも多彩であり様々な名前が付けられていることも特徴ですね。

【神経症の症状】

  • 不安神経症:ぼんやりとした不安を抱え、急激に動悸や呼吸困難感、めまい、手足のしびれなどを引き起こす
  • 強迫神経症:強迫観念にさいなまれ、強迫行動(何度も手を洗う、戸締りを確認するなど)を繰り返す
  • 心気症:自分が病気であると思い込んで、体の異常を訴える
  • 恐怖症:あるものに必要以上に恐怖を感じてしまう(対人恐怖、自己臭恐怖、不潔恐怖、先端恐怖など)
  • パニック障害:理由なく激しい恐怖感に襲われ、激しい動機や呼吸困難、胸痛などを起こす
  • 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
  • その他:解離性障害(ヒステリー)、解離性同一障害(多重人格)など

精神病にはどんな症状がある?

最後に精神の病気についてまとめておきましょう。

【精神の病気】

  • うつ病:抑うつ症状(気分がふさぐ、意欲の低下、睡眠障害、食欲低下など)を主症状とする
  • 双極性障害:躁病(極端な気分の高まり)とうつ病が繰り返される(一般にうつ病期が長い)
  • 統合失調症:幻覚・幻聴(実際にないものが見えたり聴こえたりする)、妄想を主症状とする
  • 摂食障害:拒食症、過食症

いかがでしたか?

心と身体は切り離して考えることはできません。

心が原因となって起こる病気はたくさんあるようです。

自分でもストレスに気づかず、体の不調を大きくしてしまうこともあります。

早めに受診して適切なケアを受けましょう。

※関連:呼吸が浅いのは病気?


Sponsored Links