認知症の対応マニュアルについて。家族は実際にどうするか事例で紹介!

認知症の対応マニュアルについて。家族は実際にどうするか事例で紹介!

あなたは親しい人が認知症になったことはありますか?

自分の親しい人が認知症になった姿を見て、介護する必要が出たことよりも、あんなにしっかりしていた人がこんな姿になってというショックのほうが大きいかもしれません。

認知症の人への対応について、私たちがまずしなければならないのは、その事実の受入れです。

場合によっては認知症の方の家族が、認知症の方と一緒に生活できないことに対する疲れや怒り、拒絶などによって、うつ病になってしまうことも少なくありません。

まず私たち介護をする側が事実を受け入れて、やさしい心と思いやりをもって認知症の方を受け入れて、適応していくことが必要です。

今回は、そのために私たちが何をしていくべきか、対応のマニュアルについてご紹介していきたいと思います。


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認知症への対応について

dementia
認知症の方は正常に判断できないために財布を泥棒したのはあなただとか、ご飯を作って食べたのにまだ食べていないだとか、認知症の方は理不尽な主張をあなたへ突きつけたりします。

時には、外出先で何かトラブルを起こすかもしれません。

最初に必要なのが、それは認知症の方が悪いのではなく、病気によってそれが引き起こされているということを自分自身に言い聞かせることです。

全ては認知症のせいだとご自身で割り切ることが最初に必要です。

あれもダメこれもダメと認知症の方の行動を制限していくと、逆に症状が悪化していきかねません。

まだ、これなら出来る、これはさせてあげるのは難しいけど一緒に付き添うなら出来るなとか、出来ることを見つけて一緒に行動してあげてください。

次の章から具体的な行動内容について対応をご紹介していきます。

盗まれたという妄想

認知症の方でよくあるのが、自分の財布がなくなったのは、隣のおじいさんのせいだと妄信してしまう症状です。

こういうときは、「誰もそんなの取っていないよ!」と突っぱねてしまっては良くありません。

「そうなんですか。財布ないとおじいさん困っちゃうよね。」といって、相手への理解の気持ちを示しながら一緒に探してあげましょう。

そして、お財布が実際に自分で見つかる位置に誘導してあげてください。

周りの人は特に自分が犯人にされてすごくやな気分になると思いますが、そう言わせているのは、本人の意思ではなく病気の症状だとご自身に言い聞かせてください。

無気力でボッーとしているとき

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認知症になると散見されるのが、自己意欲、自発性の低下です。

正しい判断ができないことについて、認知症の方自身ももどかしい思いがあり、自分から行動することに対してストレスを感じているのかもしれません。

そういうときは、日常生活の中で簡単な役割を作って、そのお仕事を頼んであげてください。

机の上を乾いた布でふいてもらうとか、本当に簡単なことでOKです。

家族の中に自分の役割があり、それを達成できたとき、自分も周りに必要とされているのだなあという安心感が生まれます。

また周りの人も認知症の方が役割を果たしたときには、感謝の気持ちを言葉にして伝えましょう。

そしてひとつのことが出来るようになったら、様子を見ながら少しずつ広げていけると良いでしょう。


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周りにいる近い人の名前や存在が分からなくなったとき

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認知症も初期症状のときは、新しい記憶からあいまいになったり定着をしなくなったりします。

ただ中~高程度に認知症が進むと、自分の家族や親友の名前や誰であるかについても思い出せなくなってしまいます。

そういうときは、認知症の方にその名前を訂正したり馬鹿にした態度を取ってしまうと、本人は何が起きたのか分からなくなり不安やパニックに陥ってしまいます。

自分の娘に対して「はじめまして。」と話してきたら、娘さんは「はじめまして。」と返事を返してあげてください。

大切なのは、あくまでも本人のいる世界に周りが合わせてあげることです。

少し悔しいような複雑な思いになると思いますが、認知症のケアは本人よりも周りが受容してあげることが何よりも大切です。

最初は慣れないと思いますが、少しずつ自然に出来るように練習してみてください。

夜中の徘徊への対応

認知症になると夜中に急に目が覚めたり寝つきが悪くなったりするのは良く見受けられます。

徘徊をしようとし始めるのは、時間に関する認知能力が落ちてしまっているためです。

そうならないようにするには、日中に時間が許せる範囲で、一緒に外へ散歩に出かけたり買い物へ出かけたり、なるべく身体を活発に動かしてあげると良いでしょう。

疲れると寝つきも良くなり、体内時計のリズムも自然と生まれてくるでしょう。

動けなくなってしまった認知症の方には、なるべく会話をするとよいでしょう。

特に「もう日が暮れるね。」とか「今日は朝日がまぶしいね。」とか時間の経過を感じさせるような会話を織り交ぜてみてください。

このように、認知症の方への対応は周りの方の努力や理解が必要となってきます。

一番大切なのは、周りのご家族の皆さんが介護疲れでうつにならないように、ご自身のケアもしていくことです。

そのためには、他に認知症の方を抱えているご家族の方や、そういう方の集まりに参加してみて、自分の思いや苦労を共有してみると良いです。

自分の抱えた気持ちを誰かに分かってもらうことによって、かなりご自身の気持ちは開放されてきます。

日々の生活がいろいろと大変だと思いますが、何とかご自身のお世話になったご家族のために明るく毎日を過ごす工夫をしていってください。


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