口が渇く病気を紹介!糖尿病以外で心配な腎臓疾患や癌についても解説。

口が渇く病気を紹介!糖尿病以外で心配な腎臓疾患や癌についても解説。
健康とおる 先生

今日はどうされましたか?

冴内みちなが

最近、口が渇いて仕方がないんです。口の中がネバネバしてご飯もおいしくないんです。

健康とおる 先生

なるほど、それは大変ですね。口の中以外に何か症状はありますか?

冴内みちなが

それが、はっきりしなくて…

健康とおる 先生

分りました!では、今回は口が渇く場合の原因についてお話ししましょう!

口が渇く原因には、糖尿病以外にも腎臓疾患や癌の症状としての口渇・多飲・多尿があります。

また唾液の分泌低下によっておきるドライマウス(口腔乾燥症)の場合もありますね。

どちらも様々な原因によって引き起こされる症状です。

今回は、口が渇く原因やその症状についてお話ししましょう。


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口が渇く原因は糖尿病以外にもある?

口が渇く原因は糖尿病以外にもある

糖尿病の場合は、血液中のブドウ糖が腎臓で処理しれない状態に陥ります。

このため、大量の水分とともに尿として対外に排出してしまいます(浸透圧が高いため)。

このとき体に必要な水分まで使ってしまうので脱水を生じてしまいます。

よって口渇感を感じ、大量の水を飲むという繰り返しが起こってしまうんです。

一方、糖尿病以外ではどのようなケースがあるのでしょうか?

糖尿病以外で口が渇く原因には、抗利尿ホルモン(ADH)であるバゾプレッシンが関係していることが多いようです。

バゾプレッシンは腎臓での水分の再吸収を助け、体内の水分を保持する働きがあります。

このバゾプレッシンが合成・分泌されない場合や分泌されても作用しないことで「多尿」が引き起こされます。

水分が尿として大量に(1日3l以上)体外に出てしまい、口が渇く(口喝:こうかつ)ことで「多飲」になってしまうのです。

これが「尿崩症」と呼ばれる状態です。

一方、逆に先に口が渇くことで「多飲」となり、その結果「多尿」となる場合もありますね。

これは「心因性多飲症」と呼ばれます。

ここで少し整理してみましょう。

口渇は腎臓疾患や癌の場合にも起きる

口渇は腎臓疾患や癌の場合にも起きる

【口渇(多飲・多尿)の原因】

  • 中枢性尿崩症:脳腫瘍、脳炎、外傷など
  • 腎性尿崩症:腎臓疾患に伴う高カルシウム血症、低カリウム血症
  • 心因性多飲症や精神疾患

尿崩症でも中枢性の場合は、バゾプレッシンが分泌されません。

また腎性の場合は、バゾプレッシンは正常に分泌されてもうまく作用しない(感受性の低下)ことが問題になるんですね。

一方、精神疾患(統合失調症など)の場合は、浸透圧受容体の機能異常、強迫的な飲水行動、抗精神病薬の副作用が原因と言われています。

次にドライマウスについて解説しましょう。


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ドライマウスのさまざまな原因とは

ドライマウスのさまざまな原因とは

ドライマウス(口腔乾燥症)は口腔粘膜水分の喪失による場合と唾液分泌の減少による場合に分けられます。

口腔粘膜水分の喪失とは、多くの場合、口呼吸、鼻疾患、歯列不正による口唇閉鎖不全が原因とされていますね。

一方、唾液分泌の減少については、様々な原因が指摘されています。

詳しく見てみましょう。

【唾液分泌減少の原因】

  • 糖尿病:重度の糖尿病でみられる
  • シェーグレン症候群:自己免疫疾患で、唾液腺が障害される
  • 放射線治療:あごや顔面の放射線治療による
  • 腫瘍や外傷の後遺症:腫瘍の除去手術や外傷による侵襲による
  • 薬の副作用:降圧剤、利尿剤、胃潰瘍治療薬、抗うつ剤、抗精神病薬、パーキンソン病薬などによる
  • ストレス:交感神経優位になるため
  • 亜鉛欠乏症:味覚障害や口内痛に併せて起こる
  • 加齢
  • あごの筋力低下:咀嚼筋が弱くなるため

これらドライマウスによって、口内の乾燥感や粘つきといった不快感、味覚の異常などが伴います。

また口内の乾燥によって虫歯や義歯の不適合、口腔カンジダ症といった口内疾患の原因にもなってしまいます。

病院では何科にいけばいい?

病院では何科にいけばいい

口が渇く原因には糖尿病のほかにもバゾプレッシンが関係するケースや精神疾患、そしてドライマウスの場合がありました。

また薬の副作用によって引き起こされている場合もあります。

メカニズムはそれぞれ異なりますが、症状は似ているものがありましたね。

口が渇く症状は、思わぬ病気が隠れているかもしれません。

また新たな病気の引き金になってしまうこともあります。

しかし症状だけで自己判断するのは危険です。

何らかの病気で医師にかかっている場合は薬の副作用である場合もありますので、その診療科で相談してみましょう。

また原因がはっきりしない場合は耳鼻咽喉科や歯科を受診してみましょう。

いかがでしたか?

この稿があなたの不快な症状の軽減に少しでもお役に立てれば幸いです。


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