耳の奥が痛いのは喉が原因かも。リンパ節や虫歯など他の可能性もある?

耳の奥が痛いのは喉が原因かも。リンパ節や虫歯など他の可能性もある?

耳の奥が痛い原因では、外耳炎や中耳炎、鼓膜の損傷などが一般的ですね。

でも必ずしも耳の病気とは限りませんよ。

喉の炎症やリンパ節の腫れ、虫歯などの原因も考えられるんです。

今回は、一般的な可能性と他の原因についても考えてみましょう。


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耳の奥が痛い原因には何が考えられる?

耳の奥が痛い原因には何が考えられる

「耳の奥の痛み」が出る原因には以下のようなものが考えられます。

特に外耳炎や中耳炎は一般的によくみられるものですね。

これらは特に小児に多いと言われていますよ。

【外耳炎】

  • 年齢のピーク:7~12歳
  • 病態:外耳道から鼓膜までに炎症を起こす
  • 原因:耳掃除による皮膚損傷、プールで侵入した水などによる感染。ブドウ球菌など。
  • 症状:かゆみ、耳の痛み、目の痛み、外耳道の発赤、腫れ、浸出液、耳全体の腫れ、難聴(外耳道の閉塞)

また外耳炎に特徴的な症状として、耳珠(耳の穴の入り口のでっぱり)を押さえると痛い、またや耳介を引っ張ると痛いことが挙げられます。

【中耳炎】

  • 年齢のピーク:3~5歳
  • 病態:鼓膜より内側に炎症を起こす
  • 原因:病原体が耳管(耳と喉をつなぐ)から感染する、強い鼻かみ、鼓膜の破れなど
  • 症状:中耳の浸出液、耳の痛み、耳漏、発熱(みられないことも)

特に年少の子供に多いため、耳を痛がる、耳をよく触る、眠れていない、機嫌が悪いなどの症状が見られたら疑ってあげてください。

その他の耳のトラブルでは、鼓膜の損傷や耳異物が考えられますね。

これらについてもまとめてみましょう。


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鼓膜損傷と耳異物は意外に危険な場合も

鼓膜損傷と耳異物は意外に危険な場合も

鼓膜の損傷や耳の中に異物が入るケースは珍しいものではありません。

でもその原因によっては重篤な状態に至っている場合もあります。

また対処を間違えると悪化させることもありますので注意が必要です。

【鼓膜損傷】

  • 原因:耳掃除(直接外傷)、ダイビングや飛行機への搭乗(圧力)、スポーツでの衝撃
  • 症状:耳の痛み、耳の詰まり感、難聴、出血、外耳道の損傷(耳掃除の場合)

鼓膜の損傷は、その90%は1ヶ月程度で自然治癒するとされています。

しかしスポーツ(ボクシングやラグビーなど)での強い衝撃による場合で、耳からの出血を伴う場合は注意が必要です。

この場合、頭蓋底骨折などの重症の場合もあります。

まためまいやふらつき(歩行障害)を伴う場合も内耳まで損傷をきたしている場合があるので、必ず医師の診察を受けましょう。

【耳異物(外耳道異物)】

  • 病態:耳の中に異物が入り込む
  • 原因:8歳以下(小石、豆類、プラスティック片、おもちゃなど)、10歳以上(昆虫)
  • 症状:耳の痛み、不快感

耳の異物は子供が自分で詰め込むことが多いようです。

異物の中でも、箸や爪楊枝などは深く刺入されている場合があり、中耳や内耳に至っていることがあります。

自己抜去はかなりの危険を伴います。

またボタン電池は組織障害を引き起こす可能性があるとされています。

さらに昆虫の場合、生きたまま取り出すことは困難とされていますし、体の一部が残って外耳炎を起こすこともあります。

これらの場合も、必ず医師の診断を仰ぎましょう。

喉やリンパ節、虫歯など他の原因とは

喉やリンパ節、虫歯など他の原因とは

耳に痛みを感じる場合、その1/3は耳以外の病気と言われていますよ。

また耳以外の病気が遠因になっている場合もあります。

最後に簡単にまとめておきましょう。

【耳以外の病気】

  • リンパ節の腫れ
  • 歯科疾患(虫歯)
  • 喉の炎症(咽頭炎、喉頭炎)
  • 扁桃腺炎
  • 耳下腺炎
  • 頚部疾患

これらの場合、耳の痛みを感じる前に喉が痛かったり、同時に喉の周りなど(リンパ節、扁桃腺、耳下腺)に腫れを感じていたりすることが多いようです。

別の症状から放散痛や関連痛を感じているのかもしれません。

また風邪症状を起こす細菌やインフルエンザウィルスの感染が元で、耳管から中耳に至って炎症を起こす(中耳炎)ケースもあります。

一方、他の疾患が遠因になっているケースも考えられます。

緊急性のあるものとして「悪性外耳炎」があります。

これは、糖尿病の患者に多く見られるものです。

外耳炎の治療が開始されて2~3日経っても改善が見られず、発赤や腫れが耳介のうしろや側頭部にまで及んでいる場合に疑われる症状です。

成人で糖尿病の可能性がある場合、既に診断を受けている場合は注意が必要です。

いかがでしたか?

耳の痛みといってもさまざまな原因が関与しています。

そして思わぬ病気が隠れていることもあるようです。

まずは耳鼻科を受診し、医師に相談してみましょう。


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