胃潰瘍の際の食事やアルコール摂取はどうすればいい?症状別に解説。

胃潰瘍の際の食事やアルコール摂取はどうすればいい?症状別に解説。

健康とおる 先生

薄井さん、こんにちは。今日はいかがされましたか?

薄井影子

先生、それが最近胃の辺りがチクチク痛くなったり、吐き気がするんです。

健康とおる 先生

そうでしたか、それは辛かったですね。ここ最近で薄井さんの中で何か問題や変化など気になることはありましたか?

薄井影子

そうですね、最近は仕事も残業が多く、疲れ気味です。あと会社にいる時間が多いということもあり、人間関係にも疲れているというか。

健康とおる 先生

なるほど、そういった肉体的なストレスと精神的なストレスが重なっていたんですね、胃は自律神経の塊と言われているので、そういったことに影響を受けやすいんですよ。もしかしたら胃潰瘍かもしれませんね。では、もう少し詳しくお伝えしますね。

薄井影子

先生、いつもありがとうございます。

「胃潰瘍」は、ストレス社会と言われる現代社会において、増加傾向にある病気です。

ですので、皆さんの中にも既に経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

胃潰瘍とは、粘膜が傷つくことにより、胃が強い酸性の胃酸や消化酵素を含んでいる胃液にさらされてしまい、胃の粘膜や組織の一部が失われることにより発症します。

胃は自律神経の塊と言われる臓器で、精神的な影響を受けやすいのが特徴です。

・仕事でプレゼンをするにあたり、緊張してお腹(胃)が痛くなってきた。

・ホッとしたら、急にお腹(胃)が空いてきた。

皆さんの中にもこのような経験をされた方も多いと思います。

それくらい日常的にメンタルと密接な関係がある場所でもあります。

ですので、ストレスが原因のことも多く、昔は男性に多く見られる疾患でしたが、女性の社会進出に伴い、最近は女性にも多く見られるようになりました。

増加傾向にあるのは、こういった背景も重なっています。

そこで今日はそんな胃潰瘍についてお伝えしたいと思います。

胃酸というとてもパワフルな消化液を分泌する一方で、心や気持ちの変化の影響を受けやすいとても繊細な臓器「胃」。

では、早速一緒に見ていきましょう。


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胃潰瘍の症状やなりやすい人の特徴とは?

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胃潰瘍は先程お伝えしましたように、胃の粘膜が傷つくことにより、胃が強い酸性の胃酸や消化酵素を含んでいる胃液にさらされ、胃の粘膜や組織の一部が失われることにより発症する疾患です。

ですので、胃潰瘍になると胃壁がただれて傷つき、胃の粘膜が破壊されますので、みぞおちや左脇腹などに痛みが出ます。

お腹が空いている時に感じやすく、食後には治まることが多いようです。

急性胃潰瘍と慢性胃潰瘍がありますが、こちらの場合は急性胃潰瘍の症状に分類されます。

痛みの他にゲップや胸やけ、吐き気が多くなり、嘔吐や食欲不振、吐血や黒色便が見られることもあるようです。

40代以上の男性が多く発症していましたが、最近では20代から30代、また女性にも増加傾向が見られます。

胃潰瘍になりやすい方の特徴としては、

・性格が几帳面で神経質な一面を持っている方
・責任感があり、悩みがあっても1人で抱え込みがちになる方
・おとなしく、真面目な方
・よく気がつく方

日常生活の中で、このようにストレスや悩みを感じながらも、周囲にアウトプットせず、或いは出来ず、一人で抱え込みがちな方はストレス性胃潰瘍になりやすい傾向があります。

このような資質をお持ちの方は、社会的にも人間的もとても素晴らしく、尊敬される方が多いと思いますが、その一方でご自身の身体、今回の場合は胃の健康を損なってしまう場合もあります。

また上記のような性格の方がなりやすい一方で、不規則な生活を送っていたり、アルコールの飲み過ぎやコーヒーなど刺激物の摂り過ぎといった暴飲暴食や喫煙を繰り返されている方も胃に負担がかかり、胃潰瘍を発症しやすくなりますし、ピロリ菌感染によって引き起こされることもあります。

ピロリ菌に感染すると消化器官を守る役割の粘膜が弱まる為、胃潰瘍になりやすいのです。

この場合は先程の急性胃潰瘍に対し、慢性胃潰瘍に分類されます。

この場合は痛みは常にあり、また空腹時や夜中に痛みが酷くなったりします。

ピロリ菌感染の場合は1週間程の除菌薬を処方してもらうことで回復します。

上記のような症状がある方は早めに病院で検査を受けましょう。


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胃潰瘍になった時、治療と並行しながら心がけるべきことは?

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胃潰瘍は急性と慢性によって、先程の章でお伝えしましたように原因や症状が違っていました。

急性は主に暴飲暴食や喫煙、精神的ストレスが原因で、空腹時に胃に痛みが出る。
慢性は主にピロリ菌が原因で、空腹時だけでなく、常に胃に痛みが出る。

どちらも胃酸の分泌の機能がコントロール出来なくなり、胃の粘膜を傷つけてしまうのは同じです。

ですので、治療と共通して気を付けたいことは以下の3点になります。

・ゆっくり噛んで食べ、腹八分目にする。
・規則正しい食事の時間を心がける。
・消化にいいものを食べる。

ゆっくり噛むことで、食べ物を小さくし、胃の消化を助けてくれますし、噛むことで分泌される唾液は刺激性の強い食べ物の刺激を抑え、オブラートに包んでくれる役割もします。

また早く食べると脳の満腹中枢がストップをかけるまでに食べ過ぎてしまう傾向がありますが、ゆっくり噛むことで自然と満腹中枢も働き、腹八分目に抑えることができるでしょう。

規則正しい時間に食べることも胃だけでなく、他の内臓の負担も軽減します。

食べたくない時に無理に食べる必要はありませんが、毎日バラバラな時間に食べると身体も調子が狂いやすくなります。

できるだけ同じ時間帯に食べるようにしましょう。

消化にいいものを食べるについては、次の章でお伝えしますね。

具体的に食事やアルコール摂取はどうすればいいの?

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ゆっくりと噛むことで、胃への負担は随分と軽減されますが、食べる食材そのものにも気を付けることで、さらに胃の粘膜を守ったり、回復を助けることができます。

では、具体的にどういったものがいいのでしょうか?

胃の粘膜を保護してくれる食べ物

長芋、山芋
納豆
牛乳

胃酸の分泌を抑えてくれる食べ物

キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草
納豆
アーモンド

胃の修復をしてくれる食べ物

ほうれん草、かぼちゃ、にんじん
うなぎ

お肉や魚は、鶏肉や白身魚を選ぶといいでしょう。

動物性のたんぱく質の為、消化にいいでしょう。

上記のような食べ物を使ったおかずと1品から2品、食卓に並べることによって随分と効果が得られます。

「胃に優しい献立」を完成させて下さいね。

あと気になるアルコールですが、お酒を飲むとアルコールにより、胃液の分泌が促進され、胃酸が多く分泌されてしまいます。

それにより胃の粘膜が傷ついてしまう可能性が高くなります。

またアルコールが入ると食事制限といったコントロールもしにくくなる傾向があります。

ですので、症状によって、またその方の体質によって、適切な量は変わってきますが、胃潰瘍の症状が出ている間はできるだけ控えるようにしましょう。

またアルコールと同様、コーヒーなどの刺激物も胃の粘膜を傷つけます。

特に空腹時に飲むのは、ダイレクトに胃を傷つけることになりますので、控えるようにして下さいね。

いかがでしたでしょうか?

食べることは、胃の健康にダイレクトに繋がり、それが生きるという根源的な活動の源になります。
食べるものや食べ方に気を配り、大切な胃を守っていきましょう。

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