首が回らないのは何科?痛い原因によってストレッチは危険なことも。

首が回らないのは何科?痛い原因によってストレッチは危険なことも。
健康とおる 先生

今日はどうされましたか?

冴内みちなが

実は、最近「首」が回らなくて…

健康とおる 先生

なるほど、それは大変ですね。首痛以外に、頭痛や手のしびれなどもありますか?

冴内みちなが

そうなんですよ…はじめは首だけだったんですが、どんどん範囲が広がってきてます…

健康とおる 先生

分りました!では、今回は首が回らないときの原因についてお話ししましょう。

首が回らない。

手までしびれてつらい。

こんなとき何科に行けばいいの?

首に痛みがあると、どんな動作も自由にならなくなります。

急性、そして慢性的な症状に悩まれている方も多いはず。

でも痛い原因によってはストレッチが危険な場合もあります。

今回は首の症状に焦点を当ててお話ししていきましょう。


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つらい首の症状の原因は頸椎だった

つらい首の症状の原因は頸椎だった

首の痛みが他の場所と比べてつらく感じるのには理由があります。

1つは、人間の運動は首から始まることが多いからなんです。

首がうまく動かないことでほとんどすべての運動が制限されてしまいます。

また2つ目に、頭に近いため、脳や感覚器にも影響がある可能性もあります。

これには頭痛やめまい、吐き気、耳鳴りなど不快な症状が加わることもあるからなんですね。

一言で首と言っても分かりづらいかもしれません。

少し専門的に見てみましょう。

人間の首の部分を形づくるのは主に頸椎という骨ですね。

互いに関節を作り、安定のために靭帯や筋肉によってうまく結合されていますね。

なんらかのきっかけによってこの構造がうまく働かなくなることで首が痛くなったり、回らなくなったりするんです。

首に症状を起こす主な疾患をまとめてみましょう。

【首の症状を起こす主な疾患】

  • 頸椎椎間板ヘルニア:頸椎椎間板の変性(髄核の脱失)によって神経を圧迫する
  • 変形性頸椎症:椎骨や椎間板の変性(変形)により神経を圧迫する
  • 頚椎捻挫:むちうち症、外傷性頸部症候群
  • 後縦靭帯骨化症:脊柱管(脊髄が通る空洞)をつなぐ靭帯が骨化し脊髄を圧迫する
  • 頚肩腕(くびかたうで)症候群:こりや痛みを起こすが頸椎や肩関節の疾患は除く

首(頸椎)にある神経(脊髄や神経根)が圧迫されることで症状が起こります。

首そのものだけではなく、関連する領域である腕や手にも痛みやしびれ、異常な感覚(ジンジン感など)を生じさせたりする(放散痛など)こともあります。

また頭部の不快な症状が続くことで「うつ状態」に陥るケースも少なくありません。

ではこれらの疾患が疑われる場合、病院なら何科に行けばよいのでしょうか?

首が回らないときは何科に行けばいい?

首が回らないときは何科に行けばいい

頚椎やその周囲の靭帯や筋肉が原因であれば「整形外科」が専門ですね。

変形性頸椎症であれば、単純なレントゲンでも確認できます。

でも椎間板の脱出や脊髄や神経根の圧迫についてはCTやMRIでの診断が必要になりますね。

この場合、このような機材がそろった病院に行くほうが無難でしょう。

また治療としては、リハビリテーションが必要なこともあります。

この場合、頚椎の関節の動きをよくしたり、弱った筋肉を鍛えたり、硬くなった筋肉を伸張するなど徒手的な治療が行われます。

リハビリテーション科や理学療法科があって、専門の理学療法士の施術が受けられるところがよいでしょう。

一方、頭部の症状(頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気など)が、はっきりしている場合もありますね。

この場合、必ずしも頸椎の問題からくるものとは限りませんので、脳の問題を扱う「神経内科」の受診が必要になるかもしれません。

また頸椎やその周囲の構造的な問題が顕著で回復が思わしくない場合、「ペインクリニック」を標榜する病院が適切な可能性もありますね。

いずれにしても首や頭部はとても大切で問題が起こると不快な症状を伴う場所です。

早めに受診して医師に詳しく症状を説明しましょう。


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痛い原因によってストレッチは危険なことも

痛い原因によってストレッチは危険なことも

一般に痛みや動きの制限は「悪いこと」のように感じてしまいます。

でもこれは少し違うんです。

これは首に限らず体中にある関節や筋肉は、その機能が悪くなると、痛みや運動の制限をわざと生じさせます。

これは体を守るために人間にプログラム(体の防御機能)されたものなんですね。

だから原因をはっきりさせて、適切な処置を行わない限り症状はよくならないんです。

単なる疲労や運動不足からくる症状であれば、適切なストレッチやマッサージは有効であることは知られています。

しかし頸椎の変性や神経の圧迫が重度の場合は逆効果になることもあります。

体の防御機能で起こっている痛みや運動の制限を無理に解除しようとすると事態を悪化させてしまうことがあります。

特にむちうち症の受傷後はとても難しい対処が必要です。

頚部の安静や固定が充分でなかったり、その後のリハビリテーション(関節の可動域運動、筋力トレーニングなど)を怠ることは避けなければなりません。

なかには「バレ・リュウ症候群」という他覚所見(自覚症状のみ)の乏しい訴えが続くようなケースも考えられます。

訴えには、以下の症状が含まれます。

【バレ・リュウ症候群の症状】

  • めまい、耳鳴り、耳閉感(耳のつまり)
  • かすみ目、目の疲れ
  • 呼吸困難観(息苦しさ)
  • のどの違和感(飲み込みにくさ)
  • 頭痛、頭重感(頭が重い感じ)
  • だるさ(体全体、手足)

これらの症状は他覚症状が乏しく、すなわち病院で調べてもはっきりしたことが分かりません。

自覚的な症状だけのもの(愁訴)となり、治療が難しくなってしまいます。

言い換えれば誰にも分かってもらえないつらい症状と言えるかもしれません。

頚部は大切な神経が通る場所であり、頭に近い位置にあります。

また運動の出発点でもあるので慎重な対処が必要です。

症状を悪化させないためにも早めお受診をお勧めします。


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