過労自殺はなぜ起こる?長時間労働やパワハラによる【うつ症状】を和らげる方法。

過労自殺はなぜ起こる?長時間労働やパワハラによる【うつ症状】を和らげる方法。
洒落こうべ 先生

太井さん、薄井さん、お二人とも今日は表情が暗いですが、どうされました?

太井明子

先生、そうなんです、最近、過労自殺や過労死のニュースが話題になっているのを読んで… 私たち誰でも起こり得ることだなって、薄井さんと話をしていて。そうしたらだんだん滅入ってきてしまいました。

洒落こうべ 先生

そうだったんですね、確かにそういうニュースはショッキングですからね。動揺しますよね。でもあのニュースもそうでしたが、実際多くの方を追い込んでしまうのは、単なる長時間労働ではないんですよ。

薄井影子

え、そうなんですか?先生。

洒落こうべ 先生

はい、お二人とも気になるようですね、ではその辺のお話をもう少し詳しく解説しますね。

太井明子

はい、先生、お願いいたします。

「過労自殺」

ちょっとショッキングな言葉ですよね。

ザワザワされた方も少なくないと思います。

けれど実際長時間労働による過労が原因で自殺されたり、過労が元で亡くなる過労死は残念なことに年々増加しているそうです。

先日も電通の女性社員の方が過酷な業務に耐え切れず、尊い命を自らの手で絶ってしまったというショッキングなニュースがありました。

24歳という若さ、東大出身のエリート社員で、人生まだまだこれからという方の死に驚きを隠せない方も多かったことでしょう。

そして彼女がうつ病を患っていたことも明らかになりました。

彼女のように、過労自殺や過労死になる方の多くはうつ病など精神疾患を抱えていると言われています。

なぜこのように仕事が原因で尊い命を絶ってしまうのか、或いは亡くなってしまう程の激務を課してしまうのか、そういった関わりを今日は少し紐解いてみたいと思います。


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「過労自殺」はなぜ起こるのか? 長時間労働だけではない本当の原因とは?

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「過労自殺」はなぜ起こるのでしょうか?

その原因について詳しくお伝えしたいと思います。

「過労自殺」と言われるほどですから、「過労と認定される程の激務を苦にして命を絶った」と思われがちです。

もちろんそれは間違いではないのですが、多くの方の意見にもあるように、人は長時間労働だけでは、自ら命を絶ったりしません。

もちろん激務そのものが原因で亡くなってしまうケースはあります。

その場合は「過労死」となり、今回の過労自殺とは少し違ってきます。

話が少し逸れてしまいましたね。

そう、長時間労働によって、身体的な疲れや疲労はあっても、精神的に前を向いてば命を絶つことはまずないのです。

この場合の前を向いていればというのは、仕事に対して前向きに感じられているということです。

少し極端な言い方をしますと、時間を忘れて仕事や勉強などに打ち込んでいる方がいらっしゃるとします。

趣味や研究なども同じ類です。

その方達は寝る時間、食事をする時間を惜しんで、何かに没頭しています。

もしそれを労働に置き換えるならば、大変な長時間労働です。

けれど、こういったケースでは文句をいう人はいないでしょう。

むしろやりたくしていていることを止められる、このことの方が彼らにとっては苦痛に違いありません。

つまり人は「やりたくないことをさせられる」或いは「やりたいことを止められる」といった状況下に置いて、ストレス、それも人によっては強いストレスを感じるのです。

ですので過労自殺する方の多くは、「やりたくない仕事を長時間に渡って強いられた」ということになります。

そのような状況下に長くいると、だんだん精神も蝕まれていき、うつ病を発症したり、どんどん自分を追い込んでいき、他の選択肢が考えられなくなる場合も多いようです。

またそれと同じ位「職場環境」というのも、この前を向いていられるかどうかに大きく関わってくるのです。

その辺は次の章で詳しくみていきたいと思います。


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パワハラによる職場環境がうつを加速させる原因?!

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パワハラとは、パワーパラスメントの略で、主に職場において上司などがその優位な立場から部下などに精神的、肉体的苦痛を与える行為です。

あなたの職場や学校はどうでしょう?

頼りがいがあり、あなたを守りながら、あなたの成長を促してくれたり、勇気づけてくれる上司の方でしょうか?

またお互いサポートし合えたり、悩みを打ち明けられる同僚が近くにいますか?

そんな環境であれば多少の激務も助け合って乗り越えられているのではないでしょうか?

もし逆であれば…

残念ながらストレスが多く、心身ともに負担になる環境かもしれませんね。

あなたの成長を促してくれたり、サポートしてくれる、または悩みを打ち明けられる環境であれば、何か困った時であっても話したり、相談したり、いわゆるアウトプットできる環境ですので、エネルギー的にも循環しますし、気持ちもバランスが大きく崩れることはありません。

しかしそうでない場合、例えば前述のパワハラをする上司がいる場合などは、エネルギーも停滞しますし、行き場を失った気持ちは出口がなく、さまよい続け、結果、「うつ病」になるケースが多いのです。

ストレスが少ないに越したことはありませんが、多少ストレスがあっても、うまく発散できる職場環境であるかどうか、或いは本人が職場以外でも発散できる手段を持っているかどうか、このことはとても重要になってきます。

なぜなら、ストレス社会と言われる現代社会です。

これだけ多くの人や情報、繋がりと関わりながらストレスがない状態を目指すというのは土台無理があります。

それよりも受けたストレスをいかにうまく発散するか、或いはパワーに変えていくか、その方が大切ですし、いざという時あなたを守ってくれるのです。

【うつ症状】を和らげる方法とは?少しでも心の負担を軽くする為にできること

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先程の項で、いかに受けたストレスをうまく発散するかが大切であるとお伝えしました。

このことが結果、仕事も人間関係もうまくいくことに繋がりますし、ひいては今回のテーマである「過労自殺」で亡くなる方を救うことにもなるでしょう。

では、どのようにして発散すればいいのでしょうか?

カウンセリングを受ける

精神的に迷いや葛藤、苦しみが起こった際は、一人で抱え込むよりも、誰かに打ち明けることで気持ちが楽になる方が多いようです。

そしてその誰かというのが問題なのですが、やはり信頼のおける方が一番望ましいでしょう。

自分の悩みを打ち明けるのですから、しっかりと話に耳を傾け、共感し、理解しようと努めてくれる、そんな方がベストです。

ですので、心療内科の医師やカウンセラーの方など、心のケアを専門に扱ってらっしゃる方で、話しやすい人がいいでしょう。

改善の糸口も指し示してもらえる可能性もあります。

けれどもしそういった方には話にくいという場合であれば、無理にそうする必要はありません。

家族や親友、或いは同僚などその時、その環境で話せる人に打ち明けてみましょう。

大きな声を出す

少し抽象的な言い方をしてしまいましたが、うつ病など精神疾患がある方は声も小さい方が多いようです。

もともと小さいというよりは、声を出すのを控えているといった感じでしょうか?

ですので、そういった場合は、大きな声を出す、それだけでもかなりのストレス軽減になります。

山に向かって大きな声を出せればいいですが、そんな環境がない場合はカラオケが効果的です。

これまで抑えていたものがある為、最初はなかなか声が出にくい方が多いようですが、徐々に慣れてきて、歌声と一緒に重い気持ちも解消されるでしょう。

今は一人カラオケを楽しまれる方も多いようです。

上手に発散しながら、歌のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか?

身体を動かす

意外に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、うつ病など精神的に落ち込んだ時は、身体を動かすことで症状を和らげることができます。

もちろん精神的に落ち込んでいる時は、身体を動かす気になれないという方もいらっしゃるでしょう。

けれどそういったバランスを崩している状態を元に戻してくれるパワーが運動にはあるのです。

運動することで、セロトニンなどの精神伝達物質やホルモンが活性化されるので、気持ちにも変化が起こるのだとか。

そして何より運動している時は、思い悩む時間がなく、それが脳にとっても負担がない状態になるのです。

ウオーキングやヨガ、ランニング、ゴルフなど一人でもできるスポーツやトレーニングは沢山ありますので、是非取り入れて下さい。

いかがでしたでしょうか?

「過労自殺」というと、現実と少しかけ離れたところにあることのように感じますが、実際は誰にでも起こりえることかもしれません。

「自分の命」と「仕事」、どちらも大切にしたいですね。


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