すい臓がんの初期から末期の症状とは。余命とステージの関係も解説。

すい臓がんの初期から末期の症状とは。余命とステージの関係も解説。

皆さんは、「すい臓」の役割についてどの位ご存知でしょうか?

心臓や肝臓などと比べると、少しマイナーな印象を受けるすい臓という臓器。

よくご存じの方はそう多くありません。

けれど最近テレビやネットなどのニュースですい臓がんで亡くなられてる方も多く、関心を寄せられてる方も多いかと思います。

そこで今日は「すい臓がん」について、お伝えしたいと思います。

すい臓がんは、他の臓器と比較しても早期発見が難しく、結果治療が難しいと言われている癌(がん)の一つです。

一緒にすい臓のこと学んでいきましょう。


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すい臓ってどんな役割をする臓器なの?

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すい臓がんのお話しをする前に、すい臓とはどんな役割を担っている臓器なのかお伝えしていきたいと思います。

まずすい臓の場所ですが、みぞおちから少し下がったあたりの胃の裏側に左右に横たわるようにして存在しています。

大きさはだいたい長さ15~20㎝、幅は3~4㎝で、重さは120g程で、比較的小さな臓器です。

色が淡黄色系なので、その形と色からよくトウモロコシに例えられています。

すい臓の役割は大きく分けて2つあります。

一つが消化酵素を分泌する外分泌機能、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素を分解し消化する膵液(すいえき)を作っています。

もう一つはホルモンを分泌する内分泌機能です。インスリンやグルカゴンといったホルモンを分泌していて、血糖値をバランスよく保ってくれています。

小さな臓器ですが、大きな役割を担ってくれている臓器なんですね。


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すい臓がんの初期から末期症状とは?ステージと余命の関係

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すい臓はお腹の奥深くにある為、初期のがんでは自覚症状があまり見られないことが多く、発見された時点では、すでに進行が進んでいることが多いがんになります。

5年生存率はステージⅠで57%、Ⅱで44%、Ⅲで44%、Ⅳで24%となっていて、全種類のがんの平均よりもすべて下回っています。

発見しづらく、治療も難しいので、「がんの王様」と呼ばれる程です。

すい臓がんを根治するためには、外科手術により病巣部位を完全に切除する必要がありますが、すい臓がんは先程お伝えしましたように、発見が遅れる為、手術ができるのは患者全体の20~30%程と言いますから、いかに発見が難しいかが分かります。

また例え切除手術ができたとしても、5年生存率は20%程度と低く、完治が難しいがんの一つになっています。

切除手術ができない場合は化学療法や放射線療法や痛みを緩和させる支持療法などを組み合わせて治療が行われます。

胃や大腸には上皮細胞の下に粘膜下層や筋層がある為、がんができたとしても進行に時間がかかるのですが、すい臓の膵管にはそのような組織がない為、すぐにがんが浸潤してしまいます。

また膵臓の周囲には太い血管やリンパ節が存在しているので、これらにがんが浸潤すると全身にがんが転移しやすくなる、いわゆる「進行がん」になりやすいのです。

発見が遅れやすい場所になる上、転移しやすい臓器がゆえに、自覚症状が出た時は手遅れのことが多いなんて、何とも不条理ですね。

すい臓がんにならない為には、そしてなった時は

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すい臓がんにならない為には、やはり健康の3原則である、「食事」「運動」「睡眠」に気を配ることが大切です。

ただし理不尽ではなりますが、どんなに留意していても、がんになる時はなりますし、すい臓がんになる時はなる、その可能性は残念ながら誰しもが持っています。

スティーブジョブズや元千代の富士親方など、世界や日本の相撲界にとって惜しい方を亡くす原因となった病気でもあります。

これはあくまでデータですが、がん、しかもこのような治癒しにくいすい臓がんを患った時、人は自分の運命を受け入れ、受け入れようとする方に生き方が変化していくようです。

そのような心の変化で、ザワザワしていた心に安穏が訪れ、がんと向き合う覚悟と準備が整うのだと言います。

ただし、「言うは易し、行うは難し」で、治療していく過程で痛みなどから何度も心が折れそうになる方も少なくありません。

そんな中、支えとなってくれるのが、家族や友人など近しい人の存在であり、勇気づけです。

窮地に追い込まれた時程、その存在や言葉がけは、がんと向き合っている方達にとっての何よりの心の薬になると言います。

お互いが励まし、支えあえる関係の大切さを感じます。

読んで下さった方ともそんな関係になれますように。


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