男性恐怖症の特徴と克服方法。症状が軽度であれば接し方を無理に変えない方が吉。

男性恐怖症とは、男性と話をしたり、男性に触れられたり、一緒にいることへの恐怖を感じる症状で、対人恐怖症の一つだと言われています。
基本女性が男性に対して恐怖を抱きます。
特定のタイプの男性に恐怖を感じることもあれば、男性全般に恐怖を感じることもあります。
このように男性に対して何らかの嫌悪感や拒否反応を持つ女性は意外に多いものです。
と同時にそのような自分をどう表現し、相手にどう接すればいいのか、うまく接することができないと悩んでいる人も多いのです。
そこで今日はそんな男性恐怖症の方の特徴や克服方法についてお伝えしたいと思います。
少しでも心が軽くなり、気持ちよく接することができるといいですね!
男性恐怖症の主な特徴とは?
男性恐怖症の方の主な特徴としては、
・男性と話す時に赤面してしまう
・男性に触れられると恐怖を感じる
・男性が近づいてくると恐怖に思う
・男性と話していると、知らず知らずのうちに沢山の汗をかく
・男性と話していると、緊張して手足が震える
・男性と同じ空間にいると思うと耐えられなくなる
・男性が近づいてくると圧迫感を感じる
・男性に背中を見せると、後ろから攻撃されるのではないかと感じる
などがあり、男性が近くにいることによって、上記のような何らかの身体的な反応が起きます。
症状がひどくなると、緊張して頭が真っ白になったり、動悸が激しくなり、息苦しくなってパニックになったりする方もいらっしゃいます。
本人が意識する、しないに関わらずこのような反応が日常的に起こるのは、会社や学校生活に支障が出やすく、少しでも症状を改善したいと思われるのではないでしょうか?
そこで次に男性恐怖症になる原因について考えてみましょう。
原因がある程度分かれば、克服方法も見えやすいと思います。
中には原因が分かっているけれども見たくない、考えたくないといったケースもあると思います。
その場合は今の自分の状態を知る、受け入れることを大切にして、あまり無理はしないようにして下さいね。
男性に恐怖を抱くようになる原因と克服法
男性に恐怖を抱くようになる主な原因についてお伝えします。
幼い頃に男の子にいじめられた経験がある
小さいころに男の子にいじめられた経験が男性恐怖症の原因になっていることがあります。
小さい頃というのは、心もまだ真っ白です。
容姿をバカにされたといった言葉の暴力から、叩かれたり、仲間外れにされたり、追いかけられたりといったイジメのような思い出まで、ちょっとしたことがトラウマとなり、心の傷となってその後の人生に影響を与えてしまうことも少なくありません。
家族の男性から虐待を受けた
人は、身近にいる人の影響を大きく受けます。
幼い頃であれば、両親や兄弟、遊び友達などでしょう。
そんな身近で本来であれば安心して接することができる父親や兄弟から暴力や虐待を受けた経験から男性恐怖症になることがあります。
理由なく怒られたり、否定的な言葉を日常的に投げかけられうなど言葉の暴力や圧力や実際に暴力を振るわれることは、幼い子供にとっては、恐怖であり耐え難い経験です。
その辛い経験が男性に対してのイメージを形成し、恐怖症になってしまうのです。
失恋や裏切られる経験をした
好きな人から振られたり、付き合っていた人から一方的に別れを告げられた場合そのショックから男性恐怖症になることがあります。
また信頼していた異性の人から裏切られた場合も、男性を信じられなくなり、そのショックから心を閉ざしてしまうのです。
このようなことは人生の中では誰も一度や二度は経験することかもしれませんが、ショックの大きさや感じ方は人それぞれあり、なかなか立ち直れない方も少なくありません。
性的な行為を受けた
満員電車の中などで痴漢行為を受けたなどの場合も女性にとっては大きな傷が残り、強いトラウマになる場合があります。
本来恐怖というのは、自分の身を守る本能的な役割があるのですが、トラウマによって過剰に反応してしまった結果、また違った形で本人を苦しめることになる場合があるのです。
では、このような原因から男性恐怖症になり、それを克服しようとした場合どうすればいいのでしょうか?
専門家ですから、豊富な知識と経験から、的確なアドバイスで対応してくれると思います。
ただしカウンセラーとの相性はあると思います。
直感で選んでもいいでしょうし、色んな方に相談する中で、この方なら安心して伝えられるという人を見つけてもいいでしょう。
自分の心のうちを話す相手になるわけですから、ここは慎重になりたいところです。
また専門家に相談をしながら、あるいは相談しなくても自分で出来ることはできることからチャレンジしてみるのも一つの方法です。
ハードルを出来るだけ下げて、話しやすい男性と挨拶をする、会釈をするといったところから始めてみましょう。
克服方法といっても、特別なことではありませんし、する必要はないと思います。
出来そうなことをやってみる、出来たら続けてみる、その繰り返しと少しずつのステップアップが大切です。
ひとりではどうしてもうまくいかない、出来ない時は、信頼できる人(家族や友人)の助けを借りてもいいでしょう。
それでも無理な時は、休息期間にあて、リラックスすることを心がけてもいいかもしれません。
症状が軽度なら接し方は変えずに、考え方を変えてみるのも効果的
症状がある程度軽度の場合は、接し方など行動自体は特に変えずに、考え方、捉え方だけを変えるだけでも大きく変わってきます。
自分にとって辛い経験で、思い出す度、重苦しいイメージだったものから、自分が感じたい方向に変化していけるのです。
ポイントは、その経験をどう捉えるか、これからどう活かすか。
そこにエネルギーを注ぐことにより、今までと違う感じ方や考え方徐々に出来るようになります。
無理にそう考えようとする必要はありません。
したくなったら、やってみる。
少しずつですが、着実なステップアップに繋がります。
他にも取り入れたい考え方があれば、チャレンジしてみましょう。
試行錯誤していく間に自分に合ったやり方や考え方が見えてくるといいですね。