熟成黒にんにくの効能と効果。食べ方と炊飯器での作り方を紹介。

皆さんは、「黒にんにく」を食べられたことはありますか?
にんにくっていうと、食欲を増進し、スタミナがつくイメージがある一方で、食べた後のあの独特の匂いが気になって、身体にいいと分かっていても食すのをためらってしまう、曜日や時間帯を気にしてしまう方もおおいのではないでしょうか?
接客業をされてる方や女性は特に気になりますよね。
そんな匂いに敏感な方におススメなのが、この「黒にんにく」なんです。
普通のにんにくのような臭いが少ないというのが大きなメリットではありますが、オススメする理由はそれだけではありません。
意外に知られていない「黒にんにく」の沢山の効能と効果にきっとビックリされると思います。
そこで今日はそんな「黒にんにく」についてお伝えしたいと思います。
そして炊飯器でも作れるというから、驚きです。
その作り方も後ほどお伝えしたいと思います。
では早速「黒にんにく」について見ていきましょう。
熟成黒にんにくの効能と効果とは?
まず黒にんにくと一般的に知られている白にんにくとの違いについてお伝えしたいと思います。
黒にんにくは白にんにくを高温、多湿で約1ヶ月程熟成させたものを指します。
長時間熟成させたにんにくは、自己発酵し、黒くなります。
なので、黒にんにくと呼ばれますが、「熟成黒にんにく」「発酵にんにく」「発酵黒にんにく」等呼ばれることもあります。
熟成させることによって、変化するのは色だけではありません。
まず決定的に変化するのが、その味です。
黒にんにくは、干しプルーンのようなとても甘酸っぱい味なんですよ。
想像できますか?
にんにくが甘酸っぱいってイメージしづらいと思いますが、熟成させることによって、にんにくはにんにく特有のあの匂いがなくなり、そして色もお味も大きく変化するのです。
もちろん変化があるのは色とお味だけではありません。
にんにくはもともと栄養価の高い食べ物ではありますが、熟成し、黒くなることで一層その効果や効能が高まります。
具体的には
・血液サラサラ
・花粉症、ぜんそく、アトピーなどアレルギーの改善
・高血圧、動脈硬化予防
・夏バテ防止
・美肌効果
・精力アップ
・がん予防
・便秘改善
・冷え性改善
・アンチエイジング
・ダイエット
・うつ病改善
などですが、いかがでしょう?
よりすごい効果がある食べ物にパワーアップしてますよね!
三重大学の研究によると、抗酸化力の代名詞、ポリフェノールは8~12倍にも増加するんだとか。
こんなに効果、効能が期待できて、普通のにんにくと比べて匂いも気にしなくていいなら、毎日の食事に取り入れていきたいですね。
食べ方はどうすればいいの?調理方法は?
黒にんにくの食べ方はとてもシンプルです。
皮を取り除き、そのまままさにドライフルーツのようにお菓子感覚で食べましょう。
あまりの美味しさに病みつきになる方も少なくありません。
もちろん食事の付け合わせにも合いますし、お酒の肴にもなります。
もちろん料理の材料としても活躍します。
クセがないので、基本的にはどんな料理にも合います。
黒にんにくをみじん切りにすれば、炒め物から煮物にも使えますし、トーストやサラダ、パスタの具材にするのもオススメです。
またオリーブオイルや醤油に黒にんにくを漬け、調味料に使われてる上級使用者の方も。
お料理の幅と味に差がつきそうですね。
小さなお子さんがいらっしゃる場合は、カレーや餃子などに刻んでいれると、違和感なく美味しく食べれます。
ただしいくら美味しくて、栄養価が高いからといって、一度に食べ過ぎるとお腹を壊してしまうことも。
一日1片から3片位にとどめるようにして下さいね。
炊飯器での作り方はどうすればいいの? 手作りしてみたい方はトライ!
黒にんにくはにんにくの有名な産地である青森を中心に、色んなメーカーから販売されています。
今ですと通販で手軽に購入することも出来ます。
けれど手作りしてみたい方は是非一度チャレンジしていただきたいです。
市販されているものと手作りのものの食べ比べも面白いのではないでしょうか?
市販のものは、それ専用の熟成箱を使って製造されていますが、手作りする場合は家庭にある炊飯器で作ることができます。
思ったより簡単に作れますが、いつくか問題点があります。
それは匂いです。
黒にんにくになってしまえば、ほとんどなくなる臭いも熟成する過程では、かなりの匂いが充満してしまいます。
それ専用の場所が確保できる場合はいいでしょうが、マンションなどご近所さんが近くにいらっしゃる場合は、気をつけましょう。
特に作り始めてから5日間が匂いのピークのようです。
ベランダやお庭など上手に匂い対策できるスペースを選びましょう。
もう一つは炊飯器を黒にんにくの熟成に使用している間は使用できないということ。
匂いも少なからずついてしまいますので、その点も考えていただければと思います。
では早速炊飯器での黒にんにくの作り方です。
・炊飯器の底にザルを置きます。
・さらににんにくを包む為の新聞紙かキッチンペーパーを置きます。
・そこににんにくを置き、炊飯器を保温状態にします。
・保温状態を10日から2週間保ち続けます。
・炊飯器からにんにくを取り出し、さらに常温で10日間程熟成させると、より美味しくなります。
以上になります。
にんにくの水分量は炊飯器や期間によって変化するようですので、時々味見などチェックをしてみて下さいね。
いかがでしたでしょうか?
黒にんにくの凄い効能と効果。
そのパワーには驚きでしたね。
日々の食生活に上手に活かして、そのパワーの恩恵を受け取って下さいね。