顔のしみを消す方法について皮膚科で出来ることを調べてみました!

年を追うごとに年々気になってきた顔のしみ。
食生活を見直したり、サプリを飲んでみたり、いろいろ努力はしてきたけれど、やっぱり皮膚科にいくしかないのかなあと思われている方も少なくないと思います。
今回は皮膚科に行くことによって、どのような治療方法があるかご紹介します。
またしみの種類によっても施術が変わるため、その種類によるアプローチについてもご紹介していきたいと思います。
しみといっても、一人の人に複数の種類のしみが発症することもあります。
老人性の色素班だったり、肝班だったりと混在することも良くあります。
まずはご自身のしみの状態を知るために、しみの除去にある程度精通した皮膚科の医師へ受診しに行きましょう。
では早速しみの除去のための治療の種類についてご紹介していきたいと思います。
内科的なしみ除去の方法について
まずしみを除去するためにお手軽なのが、内服薬の服用です。
内服薬のほうからご紹介していきます。
内服薬の種類
まず、L-システインという成分を含んだ薬は、皮膚や髪の毛、爪に存在するアミノ酸で、美白効果があり、メラニンの排出を手助けし、しみを除去してくれます。
ターンオーバーのサイクルを正常に近づける効果も持っています。
次に、トランサミンという成分を含んだお薬も有効です。
元々は止血剤として使われていたものです。
それとは別に、メラニン発生の原因となる物質の組成を妨げる効果があり、結果的にメラミン自体の発生を防ぐことが期待されます。
他に有効な成分のお薬、サプリとしては、ビタミンC誘導体とビタミンEをあわせて服用することです。
それぞれの相乗効果によりメラニン色素沈着を防いでくれます。
このように内服薬だけでも、身体の内側からしみの元となる物質をブロックしたり除去したりすることにある程度有効です。
私もとある事情でLシステインをずっと服用していたことがありましたが、顔の肌がきれいになり、ほくろやしみが目立たなくなったことを良く覚えています。
内服薬の場合は、即効性はそれほど期待できませんが、時間をかけて内面から変わっていくので長期間の治療には大変有効だと思いました。
次に外用薬についてご紹介します。
外用薬の種類
ハイドロキノンという成分を含んだクリームは、昔から一般的に使われており、別名として肌の漂白剤との異名を持つお薬です。
ハイドロキノンは、メラニン色素のもととなるメラノサイトに直接働きを抑制する作用があります。
非常に強力な肌の色素変化の効用があります。
ただその強すぎる薬効のため、ハイドロキノン濃度が6%を超えるようなもの高濃度のものを継続して使用したりすると、塗布箇所が周辺よりも白く変色してしまい「白斑」となります。
そのため長期間の使用、同じ場所への継続的塗布については医師に相談の上、十分に注意しましょう。
一般的には2~4%程度の濃度であれば、お肌への影響は少ないようです。
高濃度のハイドロキノンを医師より処方された場合には、使い方について十分な教育を受けることをオススメします。
では次にレーザーによる施術についてご紹介します。
レーザーによる外科的施術について
レーザー治療とは、しみのある箇所にレーザーを照射することで、しみを薄くする施術です。
レーザーによる治療は、照射する面積とレーザーの種類によってまちまちです。
またレーザーによる色素除去は、健康保険適用外なので全て自費治療に専念していくことになります。
炭酸ガスレーザーだと、5000円くらいから、高価な医療用レーザーでは実に4万円も一度にかかるものもあります。
治療以外にも初回は初診料、また麻酔代、診療費用も継続して発生することもあるかと思います。
ですので、レーザーによる施術は内服薬や外服薬を一通りお試しになって、それでも効果に満足されなかったときに、やってみると良いと思います。
このようにしみ取りといっても多種多様なアプローチがあります。
できれば専門医に最初からかかれれば良いのですが、まずは近所のかかりつけでもかまわないので皮膚科に通院してみてくださいね。
もし余裕がありましたら、しみ専門の皮膚科や形成外科の門をたたいてみてください。