青あざを早く治す方法。顔や体にできやすい病気も紹介。

その場所が目立つところだと洋服選びや身体の動きにも困りますよね?!
特に女性は気になるところだと思います。
そこで今日はそんな打撲による青あざを早く治す方法をいくつかお伝えしたいと思います。
また青あざにはそういったことではなく病気が絡んででてくることもあります。
病気の場合は当然病院での治療が必要になってきますので、出来るだけ早くかかりつけのお医者様に診ていただければと思います。
では、一緒にみていきましょう。
青あざを少しでも早く治す方法とは?
アイシングをする
患部をぶつけてから、1日以内であれば、内出血をおさえるためにアイシング(氷嚢などで冷やす)をしましょう。
それによって血液の流れを抑制し、炎症をおさえることができ、結果早い回復に繋がります。
また冷やすことで痛みも軽減します。
氷嚢がなければ、保冷剤をタオルにくるみ、それを患部に当ててもいいかと思います。
氷を直接当てるのは、皮膚に刺激になりますので、こちらもタオルなどにくるんでから、少しずつ冷やすようにして下さい。
患部を温める
もし青あざができてからある程度の時間が経過し、腫れは引いたものの青あざだけがなかなか治らないといった場合は温熱療法が効果的です。
温めることで血行をよくし、回復を促す効果があります。
36度~37度位のぬるま湯にタオルをつけ、絞ったタオルを患部に当てて温めましょう。
ただし、青あざができてからすぐに温めると炎症が収まらなくなる場合があるので、注意して下さいね。
つまようじを使う
これはあまり聞かれたことがないかもしれませんが、家庭にあるつまようじを20~30本束ね、患部周辺の皮膚を痛くない程度に軽く叩きます。
皮膚がほんのり赤くなる程度で行います。
これで、内出血した血液を分散させる効果があり、熱を苦し、患部の血流を改善させる効果があります。
食事での予防
身体の血の流れを活発にすることで治りが早くなります。
ですので、食事から血液にとって必要な成分を摂取するようにしましょう。
青あざが出来た時に積極的に摂取するといいのは、鉄分とビタミンCです。
鉄分はヘモグロビンを作る為に、ビタミンCは鉄分の吸収をよくする為に必要で、鉄分は主に小松菜、カツオ、レバー、パセリから、ビタミンCはピーマンやレモン、イチゴ、ブロッコリーに豊富に含まれていますので、アイシングや温熱と併用してケアするようにして下さい。
また青あざが出来やすい人というのは、普段からこの鉄分とビタミンCが不足していることが多いので、意識して摂取するようにして下さい。
塗り薬や湿布を使用する
ヘパリン類似物質が入っている塗り薬をつけることによって、青あざの治りを早くすることができます。
このヘパリン類似物質というのは、皮膚の乾燥を防ぎ、血行をよくする塗り薬です。
血液が固まるのを防ぐ作用やうっ血を改善し、傷の治りを早くする効果があると言われています。
比較的穏やかな薬で副作用はほとんどないので、安心して使用することができます。
また湿布もこういった打撲による炎症には効果的です。
患部に貼ることで、炎症を早く抑えてくれる効果があります。
ぬるま湯につかる
青あざができてから数日経過し、腫れが引いたタイミングでぬるめのお風呂にゆっくりと浸かると効果的です。
先程のタオルを使った温熱療法と似ています。
こちらも腫れが引いてから入浴するようにして下さいね。
青あざは内出血が起こっている状態です。
ぬるま湯につかることで身体の血液の流れやリンパの流れをよくすることで早く消えるようになります。
特にリンパは幹部だけを温めてもなかなか流れはよくなりません。
ですので、入浴などで全身を温めることで血流をよくすることが期待できます。
顔や体にできやすい病気とはどんなものがあるの?
先程の打撲等の原因ではなく、皮膚の病気が原因で、青あざになることがあります。
そんな病気をいくつかご紹介します。
悪性黒色腫
別名「メラノーマ」と呼ばれる皮膚がんの一種です。
あざというよりは大きな黒いほくろのようなものが皮膚にでき、肥大化して直径は1㎝を超えることもあります。
周囲がギザギザしている特徴があります。
血小板減少性紫班病
突発性血小板減少性紫班病、ITPとも呼ばれています。
血液中の血小板が減少する病気で、これにより血液を凝固する働きが弱まり、少しの刺激だけでも青あざができやすくなってしまうのです。
ですので、強い刺激でもないのに青あざが出来ているという時は要注意です。
白血病
白血病とは、主に白血球が異常に増殖し続ける病気です。
別名「血液のがん」とも呼ばれています。
白血球が異常に増殖することで血小板が減少し、血液を固める機能が低下する為、青あざを起こしやすくなるのです。
こちらも紫班病と同様、強い刺激でもないのに、青あざができるという特徴があります。
太田母斑(おおたぼはん)
太田母斑とは、頬の部分を中心に顔に青色から褐色色の小さな点が集まって班を作っているものを指します。
青色に灰色が混ざったような色のあざが顔、特に目や鼻の周りから頬にかけて広がるのが特徴です。
女性で発症することが多く、生まれつき目立つ場合と、思春期に目立ってくる場合とがあります。
最近では治療にレーザー治療が用いられています。
扁平母斑
扁平母斑とは茶色や赤褐色のあざのことで、ほくろのような盛り上がりはなく、カフェオレのような色をしていることから、別名「カフェオレ班」とも呼ばれたりしています。
生まれつきの場合と思春期に出る場合とがありますが、悪性化することはないようです。
血管腫
こちらは胎児や新生児に見られる血管内皮細胞の異常増殖によって起こる良性の腫瘍のことです。
自然消滅することもありますが、気になる場合、医師に相談しましょう。
打撲との区別はどうすればいいの?
同じように見える青あざでも大きく分けて打撲が原因の場合と病気が原因の場合とがありました。
勝手な自己判断は危険ですが、判断基準としてなかなか消えない青あざや次々に身体の色んな部位にできる場合は病気の可能性が高いと言えると思いますので、できるだけ早く病院に行って相談をしましょう。
また打撲の場合でも長引いてしまったり、跡がなかなか消えないと気持ち的にも億劫になりますし、洋服選びも患部の場所によっては考慮しなければなりません。
ですので、青あざが出来てしまった時は最初のステップが大切になりますので、しっかりケアして下さいね。