目がかすむ原因を徹底解説。視力低下や飛蚊症状を引き起こす病気とは?

目がかすむ原因を徹底解説。視力低下や飛蚊症状を引き起こす病気とは?

目がかすむ、ぼやけるといった症状は、目の焦点がうまく合わないことで起こるもの。

パソコン業務によるVDT症候群や眼精疲労がその理由であることも多いでしょう。

でも何らかの病気が関与し、視力低下や飛蚊症状など深刻な状態に発展することもります。

今回は、目がかすむ原因に注目し、その対処法や病気の可能性についてお話ししていきましょう。


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目がかすむ原因を徹底解説

目がかすむ原因を徹底解説

目のかすみは、目の焦点がうまく合わせられないことで起こることが原因。

最も多いのがVDT(visual display terminal)症候群ですね。

いわゆるパソコン業務でディスプレイを長く見続けることが原因です。

目の中でレンズの働きをする水晶体を支えている毛様体という筋肉があります。

これが疲労してくるとピントが合わせにくくなってしまいます。

ある決まった距離に長時間調節を合わせているときに起こりがちですね。

20歳を過ぎるとこの調整力が徐々に低下していくのも現実。

また眼鏡の度が現状と合っていないことも原因の1つと言われます。

今まで見えていたはずのディスプレイ上の文字が見えなくなったことで、無理してみようとしてますます疲れるという悪循環に陥りがちですね。

更にディスプレイの進化により、より起こりやすくなったとの指摘もありますね。

【VDT症候群の要因】

  • 表示容量の増加:小さい文字寸法の表示が可能となった
  • 文字の構成画素数の減少:文章や情報の一覧性が重視されるようになった
  • 読みにくい状況の増加:PDFによって画素が明瞭に表示されない
  • 照明の映り込みの増加:ノートパソコンの増加により、画面位置が低くなった

では自分でできる対処法はあるのでしょうか?

まとめてみましょう。

【VDT症候群の対処法】

  • 視力の確認(屈折異常の適切な矯正)
  • 外の景色を見る(遠くに焦点を合わせる)
  • ディスプレイ注視の時間を短くする(30~60分を上限にする)
  • 注視以外の作業と組み合わせる
  • まばたきを意識的に増やす
  • 眼球の体操をする(目だけを上下左右、斜め上、斜め下、1周動かす)
  • ディスプレイへの映り込みを避けるような位置の変更や照明の工夫
  • ディスプレイの輝度を調節する

日常生活を営むには5mの視力が必要と言われます。

一方、読書の場合は30cmVDT作業の場合は50cmでの視力確認が必要とされます。

まずは各状況下での視力の確認を行ってみましょう。

眼精疲労って病気なの?

眼精疲労もよく聞く言葉ですね。

一般に、視覚、視器に関する訴えを有する病的疲労とされ、休息によっても回復しないものを指します。

視作業を続けていることで、眼部、鼻根部の痛み、頭痛、肩こりなど多くの症状が表れる症候群のことです。

その要因にはVDTに代表される環境要因のほか、さまざまな要因を認めます。

VDT症候群は氷山の一角と言えるかもしれませんね。

【眼精疲労の要因】

  • 眼の屈折異常:遠視、近視、乱視、不適切な眼鏡(コンタクト)の着用
  • 眼の調節異常:老眼(老視)
  • 眼筋異常:斜視、眼筋麻痺
  • 器質的眼疾患(※次の項参照)
  • 慢性疾患:副鼻腔炎(蓄膿症)、内分泌(糖尿病、バセドウ氏病)、心臓血管(高血圧症)など
  • 精神的な疾患:心身症、神経症、精神疾患、ストレス性疾患
  • 環境要因:VDT症候群、シックハウス症候群、化学物質(PM2.5)
  • ストレス:睡眠障害

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視力低下や飛蚊症状を引き起こす病気とは?

明らかな器質的な眼疾患では、以下のようなものが挙げられます。

かすみ目をきたす疾患の中には、視力障害(最悪の場合失明も)や飛蚊症などの症状を引き起こすものがあります。

重篤な状態に至るものもありますのでとても注意が必要です。

【かすみ目をきたす疾患】

  • 角膜炎
  • 結膜炎
  • 虹彩炎
  • ドライアイ
  • 白内障
  • ブドウ膜炎
  • 硝子体混濁、硝子体出血
  • 網膜炎、網膜動静脈閉塞症、糖尿病性網膜症、黄斑変性症
  • 網膜剥離
  • 緑内障

視力低下に至る病気とは

かすみ目は重篤な病気の初発症状としてみられることがあり、重度の視力低下に至ることもあるのでとても決して軽視してはいけません。

「ブドウ膜炎(内眼炎)」は、目の中に炎症を起こす病気の総称とも言えるもので、虹彩、毛様体、脈絡膜などさまざまな部位に及びます。

その部位によって、充血、眼痛、流涙、羞明(まぶしさ)、飛蚊症状、かすみ目などが出現します。

原因疾患は、サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病、最近では急性前部ブドウ膜炎や胸膜炎なども指摘されています。

特にベーチェット病は、比較的若年者に発症し、失明率が高い難治性炎症疾患です。

これら全身性の免疫疾患(膠原病)が背景にあるもののほか、細菌やウィルス、真菌、寄生虫感染、外傷や悪性腫瘍が原因になることもある大変難しい病気です。

そのほか、網膜動静脈閉塞症、糖尿病性網膜症、黄斑変性症、網膜剥離、緑内障はいずれも視力低下を引き起こす疾患です。

一方、かすみ目のほか、「飛蚊症」が初期症状としてみられることもあるため、注意が必要です。

飛蚊症状はさまざまな疾患から起こる

飛蚊症は、眼球の中に何らかの原因で混濁が出現し、その混濁が視野の中で認識されるようになって起こります。

蚊、ハエ、黒い糸、糸くず、ほこり、おたまじゃくし、などの形が見え、眼球運動に伴って動くこと「蚊が飛んでいるよう」に見えることから命名されました(上の動画参照)

【飛蚊症の原因疾患】

  • 網膜剥離(裂孔原性)
  • 網膜裂孔
  • 硝子体出血
  • ブドウ膜炎
  • 網膜動静脈閉塞症
  • 糖尿病性網膜症

いかがでしたか?

かすみ目や眼精疲労は、単なる目の疲れとして見過ごしてはいけません。

背景に重大な疾患が隠れていたり、後に進行していく場合も十分に考えられます。

気になる症状が見られたら、すぐに眼科を受診しましょう。


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