手が冷たいのは病気かも?その原因と改善方法についてご紹介!

あまり知られていないことですが、最近手が冷たいということに悩んでいる方が増えてきています。
たかが手の冷えなんて、と思っていると実はそこに大きな落とし穴があります。
体温が下がるということは、それだけ様々な病気や症状になるリスクがあるということです。
今回は手が冷たいと実際に感じるまで冷えてしまう原因とその対策について次の章から具体的に解説していきます。
運動不足によるもの
日ごろから運動をする習慣が少ない人は、筋肉量が減ります。
筋肉は重たいものを持ち上げたり走ったりするだけでなく、身体の血液をすみずみまで送り届ける役割もあります。
日ごろの運動不測でその機能が弱ってしまうと、末端まで血液が巡りづらくなり、結果手が冷たいという病気になってしまいます。
日ごろから30分くらいのウォーキングでもかまわないので、何か身体を動かすルーティンを日常生活に取り入れるようにしましょう。
血行不順
さきほど運動不足は血液が巡らなくなるというお話をしました。
もうひとつ危険なことがありまして、それはコレステロールや糖の摂取により、血液がドロドロになって、十分に末端まで血液が循環しなくなるという症状です。
こちらは日常生活というよりも、ずばり食生活になんらかの問題があります。
ドロドロ血液防止のために、季節を問わず水分を約1.5L位の水を毎日飲んでみてください。
できるだけ飲む水やお茶は常温に近いものを選んでください。
キンキンに冷えたビールやジュースは胃腸を冷やしてしまい、かえって逆効果になります。
長続きしづらい人は自身の摂取した水の量を日記等に記録しておくと良いでしょう。
食生活とストレス
現代社会は、残業や人付き合いでなかなか規則正しい生活をしづらくなってきました。
食生活もコンビニや冷凍食品ばかり食べていると身体を作る栄養素が偏ってしまいます。
仕事が忙しいがゆえに、深夜0時くらいに夜御飯を食べてしまったりします。
こうした食事ばかり摂っていると、身体にとって良くない状況をつくってしまいます。
漢方医学では食材を「陰」と「陽」に分けて考えることをしています。
陽性の食材はエネルギーを作り出すことで身体を中から温めるものと考えています。
陰性のものは、胃腸や身体を沈静することで身体を冷やすものと考えています。
今回のような手が冷たい傾向にある人は、漢方医学でいう「陽」の食材を積極的に摂っていくと良いでしょう。
具体的には、食材の色味が濃いものが一般的に陽性です。
玄米、牛肉、にんじん、いわし、鳥レバー、ごぼう、みそ、キムチ、しょうゆなどは陽性の食べ物です。
こういった漢方医学の陽性の食べ物を選んで摂取していくことで、末端が冷える体質を中から変えることを期待できます。
レイノー現象
レイノー現象とは、寒い場所にいたり冷たいものに触れたときに極端に手が冷たくなることです。
通常の冷え性とは異なり、寒いときに繰り返し起こる傾向にあります。
特徴としては、手指に痛みやしびれを伴い、皮膚色が蒼白色に変わったりします。
また蒼白色から赤紫に変わったら、静脈の血流がうまく流れていない「チアノーゼ」という症状になっています。
通常の冷え性とは違い、最悪の場合身体の末端が壊死しかねない怖い病気です。
原因は良く分かっていませんが、虚弱体質の女性や、常に高いストレス下にある人などがかかりやすいといわれています。
治療法としては、血管を拡張させるような働きを持つお薬を投薬して治療にあたります。
ただ、レイノー現象を発症するまえになるべく予防することを考えるのがとても大事です。
レイノー現象がでやすい人は、手が冷たいと感じる前に、冷たいものや寒い場所に遭遇することを極力避けてください。
季節の変わり目は、特に冷えが強く出やすいので注意が必要です。
夏場でも効きの強い空調下でなるべく過ごさないように、また過ごさざるを得ないときは、重ね着できるものを持ち歩くようにしましょう。
以上が手が冷たいと感じるときの症状とその対策になります。
単なる冷えと思わず、しっかり身体のほうケアしていってくださいね。