便通改善にはマッサージが決め手。効果的な食べ物と体操もご紹介。

気付くともう一週間も出ていない頑固な宿便。
なんとかならないかなと思いながら、すっきりしないお腹をかかえて一日を過ごしたり、やっと出たと思っても、コロコロした動物の糞みたいな感じで全然出し切った感覚がないと気持ちもふさぎがちになりますよね。
お薬を使った人工的な排便はやはり健康的とはいえず、なるべく薬の力は頼らないほうが良いです。
実は、便秘にはマッサージが有効です。
なぜ、マッサージが有効かというと、腸は筋肉の塊であり、その筋肉が凝り固まっていることによって便秘が起こります。
凝り固まった腸をマッサージによってほぐすことによって、血流も改善され腸のぜん動運動も活発になり排便が自然にうながされます。
今回はそんな便通改善のマッサージについてご紹介していきます。
便通改善のマッサージの仕方
さっそく便通改善のためのマッサージについてご紹介いたしますね。
まず、朝起きたらベッドや布団のうえで思い切り上方へ身体を引き伸ばすように、のびをしてください。
この動きで凝り固まっていた腸のストレッチができます。
大体この動きを10回くらいやると効果的です。
次に、おへそを中心に手のひらを使って、さすりながらお腹を少しずつ暖めていきます。
ゆっくりと手のひらの温かみをお腹で感じるようにさすると良いでしょう。
そのステップが終わりましたら、つぎにお腹の宿便を出すのに直接はたらきかけるマッサージをします。
お腹の硬くなっているところを中心に、「の」の字を書くようにしてさすっていきます。
「の」の字でさする動きは、腸の状態を感じながら便がたまっていそうなところに最低10回はさするようにしてください。
そして、最後は大腸の硬くなっているところを直接揉み解すようにマッサージをしていきます。
あまり強く押すとお腹に負担がかかかりますので、ゆっくりと、硬さがほぐれるまで念入りにマッサージしていくようにしましょう。
以上が便通改善のマッサージになります。
ぜひ、一週間くらい試してみてください。その効果を実感できると思います。
次に便通改善に効果のある食事をご紹介します。
効果的な食べ物について
頑固な便秘の便通改善をするのに大切なことは二種類の食物繊維をバランス良く取得することです。
二種類の食物繊維とは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二つです。
水溶性食物繊維は、水に溶ける性質の食物繊維で、果物や海藻類に多く含まれています。腸の中で作用して軟らかい便にして排出しやすくする効果があります。
腸が動かない弛緩性便秘の人は、不溶性食物繊維を多めに含む食物繊維を摂取することで、腸の動きが良くなり便通の改善が期待できます。
プルーンは水溶性食物繊維も不溶性食物繊維を豊富に含むほか、便秘解消に効果的といわれる「ソルビトール」も含んでいます。
バナナは、食物繊維が豊富なうえに、オリゴ糖を多く含んでいるため腸内の善玉菌のえさになり腸内フローラの改善に効果的です。
オリーブオイルは、主成分であるオレイン酸の効果により、大腸で腸管を刺激することで、ぜん動運動を高めてくれる働きをします。
またオリーブオイル自体が腸壁に届くと潤滑油の役割をすることで排便の流れを良くしてくれる効果があります。
このように便通改善に効く食品を意識して摂取することはマッサージと並行してやることで相乗効果が期待できます。
最後に便通改善に効く運動についてご紹介します。
効果的な体操の仕方
便通改善のための体操のポイントは、お腹周りの筋肉をつけることではなく、硬くなっている腸をやわらかくすることにポイントがあります。
実は便秘の解消に「腹筋」は逆効果であることはあまり知られておりません。
腹筋をすることで、凝り固まった腸が余計に緊張してしまうからです。
腸を軟らかくするには、うつぶせ状態の体操が効果的です。
最初にうつぶせに寝転がってください。
その次に、硬くなっている腸の辺りに小さなバランスボールをおきます。
そのバランスボールに体重をゆっくりとのせながら、息を少しずつゆっくりとはきましょう。
ボールをゆっくりと円を描くようにしてまわしてやると効果的です。
この体操をすることで、凝り固まった腸が弛緩されて便通の改善に大きく貢献します。
ぜひこちらの体操をお試ししてみてくださいね。