ドライアイの治療は食べ物にあり。その症状と治し方についてご紹介。

最近はオフィスでも自宅でも液晶モニターを見ている時間が本当に増えましたね。
そうなるとどうしても気になるのが目の表面の乾燥。
画面をつい凝視したり瞬きの回数が減ったりして、これまでなんともなかった人も現代社会ではドライアイになったりしていきています。
また普段の食べ物や運動の習慣、ストレスなどもドライアイに影響することがわかってきました。
今回の記事ではそんなドライアイの治療と食べ物による改善、予防、治療について取上げていきたいと思います。
ドライアイの症状と治療について
ドライアイとは、涙液減少症ともいいます。
涙の量が減り目の表面が乾燥することでいろいろな症状が引き起こされる病気です。
目が乾燥することで眼精疲労による肩こり頭痛のほか、角膜が傷ついたり濁ったりしてしまいます。
そうなると視力低下まで引き起こすことになり、放置すると非常に恐ろしい病気です。
ではそうなる前にどのように治療をしていったらよいでしょうか。
症状の軽い方がご家庭でも簡単に出来る改善法についてご紹介していきます。
・涙の元となる血液をドロドロにせずサラサラ血液を目指す。
血流不良やドロドロ血液は目の血流障害の原因となります。
また血液によって涙液も作られるため、質の良い涙が生成されにくくなります。
アントシアニンという成分は血流改善に効果があります。
ブルーベリーや黒ゴマ、なすなどに含まれています。涙の元となる血液の質向上には効果的です。
・目の細胞や目の粘膜の代謝を良くする。
細胞などの代謝を良くするには、ビタミンAが効果的です。
身近な食材ではにんじん、ほうれん草、わかめなどに多く含まれています。
・涙の質を改善する。
涙液の量は足りていてもムチンというタンパク質が不足していると目の表面に涙がうまく広がらなくなります。
ムチンは納豆やなめこ、おくら、さといもなどのぬるぬるした食材に多く含まれます。
・加湿器を使う。
居室の空気が乾燥していると粘膜が乾くのも早くなります。
冬場は空気が乾燥しがちです。
のどや鼻の保護だけでなく、ドライアイ防止のためにも加湿器を有効に使って湿度をコントロールしてください。
・コンタクトレンズは使い方を十分に守る。
ソフトコンタクトは涙液を吸収し、レンズ表面から蒸発させてしまいます。
涙が分泌されていても目が乾きやすいので、特にコンタクトレンズを使用される方はドライアイに十分な注意が必要です。
用法要領をきちんと守って目のケアを心がけてください。特に連続装用は危険です。
ここまで日常生活や食生活での無理のないドライアイ改善の方法をご紹介しました。
次にもっと積極的なドライアイの治し方についてご紹介したいと思います。
ドライアイの治し方
ドライアイの治す方法としては点眼薬があります。
しかしドライアイのための点眼薬にも大きく二つの種類に分かれます。
ひとつは涙の成分に近く、涙の代わりに適切な水分補給をしてくれるタイプです。
もうひとつは、涙液の分泌量そのものを増やす点眼薬というものです。
ドライアイの種類やその症状によって、点眼薬の使い分けが必要です。
医師の処方のもと、点眼薬を使い分けて治療をすすめていってください。
また連続して目を酷使したあとには、目の周りのマッサージをしたり、帰宅後に蒸しタオルで目を暖めたりすることも有効です。
またドライアイによる充血がとれないようであれば、コンタクトレンズの装用は控え、症状が落ち着くまでメガネを使うようにしましょう。
特に花粉の時期は、ドライアイによる充血なのか花粉アレルギーによる充血なのか分からなくなります。
私はドライアイかつ花粉症なので、春先はメガネで過ごすように変えたところ目の調子が多少改善されました。
ドライアイを積極的に治していく方法はいろいろとありますので、ぜひ実践してくださいね。