手のむくみが寝起きに起こる原因とそれをとる方法についてご紹介!

寝起きに見た自分のむくんだ手にびっくりなんて体験されたことありませんか。
手は自分でも確認しやすい部位なので余計にむくみが感じられやすい場所ではあります。
ただ手に限らずむくみというのは身体全体での栄養不足、運動不足、またはホルモンバランス等の影響、などいろいろな原因が考えられます。
次の章から手のむくみの原因について解説していきたいと思います。
寝起きの手のむくみの原因は?
まず寝起きに手がむくむということは睡眠中になんらかの障害が発生したものと考えられます。
まず、むくみは体内の水分バランスがうまくいっていないことによる影響が考えられます。
寝る前に水分やアルコールを多量に摂取するとむくむ場合があります。
体内の水分量が増えることによって、血液中の水分量も比例して増えていきます。
そして、血中の水分が過剰になると、細胞は血液から水分を取り出そうとする働きが生まれるため、それが就寝中のむくみにつながるのです。
また就寝中は腎臓の機能が低下しているため、寝る寸前に水を沢山飲むと身体が上手に対外へ水分を排出できないです。
その結果、体外に排出できなかった水分が細胞にとどまり、朝になってむくみというかたちになってあらわれます。
またその逆もありえるのですが、水分摂取の量が極端に少ないと、身体の細胞は逆に中へ水分を貯め込もうとしてしますため、その結果むくみが生じるのです。
身体に取り込む水分の量が多すぎても少なすぎてもどちらもむくみの原因になります。
次に考えられるのが、運動不足による血行不良です。
運動量が不足していてあまり血液が体内を巡る量が少ない場合に、このような朝の手のむくみというのが起こります。
またなぜ手がむくむのかというと、手や足は心臓から一番遠い位置にあります。
つまり、手のひらは血の流れが一番流れにくいところであり、運動不足や水分不足で血のめぐりが悪くなると、手足からむくみが発生してくるということです。
また血液が流れる血管と同様にリンパ液が流れるのはリンパ管です。
血管と同じように、リンパも流れが悪くなると末梢にある手足からリンパの流れが悪くなった影響を受けて、むくみといった症状となってあらわれるのです。
また日中、立ち仕事や事務仕事で同じ姿勢をとることが多いような方は、血液やリンパの流れが悪くなりやすいです。
まさに飛行機のエコノミー症候群というのは、少ない水分量で同じ姿勢をとり続けて血液の流れに障害が発生するという点では、手のむくみと同じであります。
身体を動かす機会が少ない方は血液やリンパの流れを確保するために水分量の不足に注意する必要があります。
このように寝起きの手のむくみといっても様々な理由が考えられます。
次にその治し方についてご紹介しましょう。
手のむくみをとる方法
まず気をつけていただきたいのは就寝30分前くらいから水分を摂取するのは控えましょう。
摂取する時間に注意するのと共に、摂取する水の量が多すぎるとむくみの原因となるので摂り過ぎには気をつけてください。
逆に水分のとらなさ過ぎも、さきほどご紹介したように細胞が水分を抱え込む原因となるので、これもむくみの原因となります。
また、運動不足の方は血液やリンパの流れがわるくなり末梢である手からむくみが発生しやすいです。
ぜひ日頃の生活から歩く習慣をつけるようにしましょう。
だいたい1日5500歩以上歩くと良いでしょう。
また寝起きに手のむくみが発生してしまった場合には、直接手のむくみを反対の手でマッサージしてやると、むくみをとる方法として有効です。
今回は手のむくみをとる方法をご紹介しておりますが、万が一顔や足まで手のむくみと同じような症状が出た場合には内臓の疾患のおそれがあります。
特に怖いのは腎臓から身体に必要なたんぱく質が体内に出ていってしまうネフローゼという病気や、肝臓の細胞が死滅することで肝臓が硬くなる肝硬変などです。
これらの病気の場合には、手のむくみのみならず、全身に同様の症状がおこったりします。
もしむくみが手だけではなかった時には早急に循環器科やその他内科の診察を受けてください。
このように手のむくみはいろいろな身体の健康状態を示すひとつのバロメータとなります。
もし心配に感じることがありましたら、早急にかかりつけのお医者様のところで診てもらってくださいね。