痛風の足に出る症状とは。その原因と食事での対処法を紹介。

特に自覚症のないまま進行し、ある日突然驚くほどの激痛に見舞われるという「痛風」。
多くが下半身、主に足の親指に発症すると言われています。
痛風は「風が吹いても痛い」ということからこの病名がついたと言われ、人によっては骨折をしたのかと思う位の痛みだと言います。
それがある日突然起こるのですから、怖いですよね。
できることならきちんと予防して避けたいものです。
そこで今日は痛風に関する情報をお伝えしたいと思います。
痛みを寄せつけない身体を作っていきましょう。
痛風の症状とは?!手足に出る突然の痛み!
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、痛風とは主に足の指や足首、膝、手などの関節が腫れて痛みを発症する急性の関節炎です。
足の指の中でも特に親指の付け根の関節に発症することが多く、多くの方が最初はこの部位に痛みが出ています。
他には、足の甲、かかと、くるぶし、アキレス腱、膝など下半身に多く痛みが出ます。
これは上半身と比較して下半身の方が体温が低く、血行も悪くなりやすいからだと言われています。
痛風を発症すると関節が赤く腫れ、骨折をしたのではないかと思う程の激痛があると言われ、実際歩けなくなる方も多いと言います。
ある日突然発症するかのように感じますが、足の指やくるぶしが「ピリピリする」「ジーンとうずく」「痺れた感じがする」「だるさがある」といった前兆もあるようです。
そういった前兆が出ては一旦治まる、そういうことを繰り返していくうちに、徐々に悪化し、ある日突然驚きの激痛に見舞われるのです。
こういった症状がでては治まりを繰り返して、徐々に悪化していき、ある日激痛に襲われます。
日本での患者数は現在96万人と言われ、痛痛患者がいなかったと言われてた時代と比較すると急激に増えていっている病気だと言えます。
今まで日本人はほとんどならなかった病気で、歴史の浅い病気だったんですね。
患者の90%以上は男性です。
増加の背景には後述しますが、主に食生活の欧米化に伴う食生活の変化が起因していると言われています。
発症の主な原因とはどういったものがあるのでしょう?
痛風の主な発症原因は「飲酒を含めた食生活」、「ストレスを含めた生活習慣」、「激しい運動」だと言われています。
では、一つずつみていきましょう。
飲酒を含めた食生活
痛風は血液中の尿酸値が高くなることで、尿酸の結晶化が起こり、それが関節に蓄積することで炎症を引き起こします。
暴飲暴食が続くと、この血液中の尿酸値が上昇します。
尿酸は細胞のDNAであるプリン体の老廃物の一種で、通常プリン体は体内で尿酸に代謝され、尿として排出されます。
ところが暴飲暴食などでプリン体を過剰に摂取すると尿酸のバランスが崩れ、排出できなかった尿酸が結晶化し、体内に残ってしまうのです。
ですので、暴飲暴食はもとより、プリン体を多く含む食べ物は過剰摂取しない方が賢明です。
プリン体を多く含む食品は
・魚の卵(白子やいくら)
・アルコール類(特にビール)
・レバー
美味しい焼肉を食べながら、ついつい進んで飲んでしまうビール。
楽しそうな映像が目に浮かびますが、あまりに頻度が高くなると、気持ちは楽しくても身体は悲鳴を上げてしまいます。
くれぐれもバランスを意識して、過剰摂取には気を付けて下さいね。
ストレスを含めた生活習慣
ストレスを受け続けると、自律神経や免疫機能、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
結果、腎臓から尿酸が排泄されにくくなり、尿酸値が上昇すると言われています。
また過度のストレスは暴飲暴食を助長してしまうことが多いので、ストレス社会と言われる現代社会、自分なりのストレス発散方法で溜め込まないようにしたいですね。
激しい運動
適度な運動は心身共にいい影響を与えてくれますが、過剰となると話は違ってきます。
と言いますのは、尿酸は激しい運動をすると上昇するからなんです。
特に筋トレなどの無酸素運動は尿酸値を急上昇されると言われているので、やりすぎには注意が必要です。
また激しい運動は尿酸の排泄機能を低下させるとも言われています。
日々の運動にはウオーキングなど有酸素運動のものを上手に取り入れるようにしましょう。
食事での効果的な対処方法とは?
尿をアルカリ性に傾ける食品を積極的に食べることで尿酸値が下がると言われています。
尿酸は酸性ですので、尿が中性からアルカリ性に傾くことで溶けやすくなるのです。
アルカリ性食品が身体にいいと耳にされたこともあるかと思いますが、具体的にはどんな食品なのでしょう。
・納豆、豆腐、油揚げなどの豆類
・人参、ゴボウ、ほうれん草、キャベツなどの野菜類
・さつまいも、里芋、ジャガイモなどのいも類
・グレープフルーツ、バナナ、メロンなどの果物類
こういった食品を取りながら、適度に運動をすることで、改善が期待できます。
病気になるのも日々の食生活、生活習慣が大きく影響し、その日々の積み重ねで発症することが多いように、改善するのもやはり日々の積み重ねです。
一足飛びにはいかないこともあり、結果が出ないことで、落胆や焦り、不安を感じる方も少なくありません。
どんな病気でも辛いですが、身体に痛み、特に大きな痛みがあると、生活の質が大きく低下します。