高カカオチョコレートの効能とは?その人気と効果の理由を探る!

私たちがチョコレートというとバレンタインデーやケーキやアイスの種類などといったお菓子を思い浮かべたりしますよね。
でも元々チョコレートの原料であるカカオは原産地アフリカではお薬として長く親しまれてきました。
それだけ薬としての効果が期待される食品であり、現在のようなチョコレートというお菓子になったのは近代になってからなんです。
しかしここにきてまた改めてチョコレートのお薬のような効果の素晴らしさに着目されたかたちになります。
次の章から高カカオチョコレートに含まれるカカオの効能についてご紹介していきましょう。
高カカオチョコレートの効能とは?
まず高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールには高い抗酸化作用があり体内の余計な活性酸素を減らしてくれます。
さらにカカオポリフェノールには血管を拡張させる作用があり、血圧低下の効果があります。
またカカオポリフェノールにはストレス反応を軽減させ、ストレスによるホルモンの増加も抑えてくれます。
他に、カカオポリフェノールは活性酸素が引き起こす肌トラブルやアレルギー反応も抑制する効果がありますので、アンチエイジングにも役立ちます。
あと意外な効能としては、脳の養分である「BDNF」と呼ばれるたんぱく質に作用して、脳の認知機能を良くしてくれることが分かってきました。
認知症予防にも効果があるといわれています。
このように高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、沢山の効能があります。
またもうひとつ重要なことがあります。
高カカオチョコレートに含まれるカカオプロテインは難消化性であり小腸で吸収されずに大腸まで届きます。
その結果、大腸において善玉菌の増殖を促し腸内環境の改善され便通も良くなるのです。
難消化性であることが整腸作用に大きくプラスに働くのですね。
このように高カカオチョコレートに含まれる成分は身体によいことばかりのようですね。
ただこの食品を摂る際に気をつけなければならない点もご紹介いたします。
効果とともに気をつけること
高カカオチョコレートは普通のチョコレートの1.4倍くらいの脂質が含まれております。
元々チョコレートにもそれなりに高い脂質が含まれているため、高カカオチョコレートにはかなりの量の脂質があると思ってください。
なので、健康には大変良いのですが、摂取量を間違えると脂質の取りすぎになり、かえって体重の増加やコレステロールの増加などを引き起こします。
厚生労働省の平成20年2月の調査によると高カカオチョコレートの脂質は40.7~53.5%ほどとなり、普通のチョコレートの1.2~1.5倍ほどの差があったそうです。
また脂質も多いためにカロリーも高く、普通のチョコ100gで562~571kcalに対し、592~655kcalとそれを上回る結果となりました。
一見すると「高カカオチョコレートは甘さ控えめなので沢山たべても平気かも。」と思いがちですが、普通のチョコよりも数割り増しで脂質もカロリーも高いのです。
もちろん優れた効能があるので摂取自体はとても良いことです。
ただ摂取量は厳密に管理してください。だいたい成人で1日多くて50g、理想的な量は25gといわれております。
その量の範囲で毎日欠かさずに摂取していくとカカオの効能をうまく活かせます。
たとえると赤ワインに含まれるポリフェノールにも同じことはいえます。
赤ワインのポリフェノールも健康に良いですが、摂りすぎるとワインに含まれるアルコールの分解が大変になり、かえって逆効果です。
まさにチョコレートのカカオポリフェノールもそうで、日々の摂取量をきちんと管理していくことで、素晴らしい効果がえられますので、ぜひ実践していってみてください。