左右で違う股関節の痛みの原因。手術せずにストレッチで改善できる方法とは!

歩きづらい、ズキズキするなど、股関節に痛みがあると、辛いですよね。
我慢できない痛みで仕事や学校に支障が出たり、よく眠れないといった方もいらっしゃると思います。
このように足の付け根である股関節に痛みがあると、日々の活動の多くが制限されてしまいます。
また股関節の働きが悪くなると、身体の至るところに不調が出やすくなります。
そこで今日はそんな方の為に、改善できるストレッチの方法をお伝えしたいと思います。
放置しておくと、だんだん痛みがひどくなっていく、そんなことになる前にしっかり治しておいて下さいね。
左右で違う股関節の痛みの原因
一口に股関節の痛みといっても、右だけが痛い、左だけが痛い、また両方が痛いといったケースがあると思います。
右だけが痛い方の場合、スポーツによる痛みが多く、大人の方ですとゴルフ、学生の方だと、サッカーや野球などで股関節に負荷が多くかかった場合に見られます。
(多くの方が右利きですので、左利きの方の場合は逆にしてお考え下さいね。)
いわゆる使い過ぎです。
左だけが痛い方の場合は、妊娠中の女性や、長時間同じ姿勢をしている事務職の方がなりやすいと言われています。
また産後の方も左に痛みを感じる方も多いんだとか。
もちろん個人差もありますし、右が痛くなった後、左が痛くなるケース、またその逆もありますが、利き手、利き足があるように、どうしても弱い方の部分に負担がかかるからだと言われています。
無意識でも癖が出るのですね。
ストレッチで改善。硬くなった筋肉を柔らかく
ストレッチは自分がして気持ちのいい角度や強さから始めましょう。
また立って行うと、不安定です。
転倒など危険も伴いますので、まずは寝転んであおむけになって行いましょう。
あおむけになったら、片足ずつ、股関節を中心にクルクルと円を描くように回していきましょう。
10回から20回行ったら、今度は逆回しで、交互に行って下さい。
それを左右共行って下さい。
これだけでもかなりほぐれてきます。
両足を少し上にあげで、ブラブラさせたりするのもいいでしょう。
少しほぐれてきたところで、今度は少し股関節周辺の筋肉を伸ばしてみます。
少し足をあげて、足首を前後に伸ばしてみましょう。
次に左右に足で「バイバイ」をするように動かしてみましょう。
それが終わったら、足首で円を描くように回してみましょう。
足首の動きに連動して、股関節も動いていくのが感じ取れると思います。
また意識して行うと、より効果的です。
それに慣れてきたら、足首だけで行っていたことを足全体に置き換えます。
寝転んだまま、足全体(片足ずつ)を右床側に倒したり、また左床側に倒そうとしてみて下さい。
これだけでも、かなり股関節周辺の筋肉を使います。
自分の力加減で負荷も変えていけますので、少しずつ行なって下さい。
身体を伸ばすことで、筋肉が程よく伸び、柔らかくなります。
血行も促進されます。
慣れてきたら、ひねり(ねじり)を加えることで、より促進されますので、やってみて下さいね。
ただし痛みがひどい場合は、無理をしないようにして下さい。
また股関節周辺を動かすことは出来なくても、手や腕、背中、肩回りは動かすことができる方は、動かしやすいところから動かしていくのもいいでしょう。
身体は繋がっていますので、他の部分が柔らかくなったり、筋肉をつけることで、股関節にいい影響を与えてくれることになり、負担を軽減できたりと、相乗効果も期待できます。
手術せずに治したい。テーピングで補強して、股関節を守る
股関節の痛みが長く続いたり、ひどくなると、薬などの痛み止めではだんだん効かなくなり、手術をせざるを得なくなるケースもあります。
けれど手術はやはり負担が大きいもの。
身体だけでなく、精神的にも経済的にも負担や不安がつきまといます。
ただストレッチだけではなかなか思うように改善されない場合は、テーピングで固定をし、補強をし、負担を軽減する方法もあります。
テーピングは、専用のテーピングを使用し、骨格に沿って行います。
貼り始めと貼り終わりは引っ張らないように注意して下さいね。
自分でうまく出来ない場合は、病院や整骨院などでケアしてもらうといいでしょう。
テーピングで肌がかぶれる方もいらっしゃいますので、敏感肌の方は様子を見ながら行って下さい。