腸内フローラにヨーグルトと大根が効果的!納豆食品の効能も凄い。

昨今、腸内フローラについての研究が進んできてよくその名を耳にする様になってきました。
順天堂大学の小林先生を始めとする専門医が非常に重要だと語る腸内フローラ。
今回は、その腸内フローラの環境を改善する方法や効果的な食べ物についていろいろ紹介していきます。
腸内フローラとは?
腸内フローラとは、「大腸、小腸にいる腸内細菌がどのような割合で存在しているか」ということを示す単語です。
フローラとは元々お花畑という意味ですが、細菌が群になって腸内に存在していることがそれに似ていたためそう呼ばれています。
腸内の環境が良いか悪いかというのは、この腸内に存在する細菌の種類の割合で決まります。
一番理想的な腸内細菌の割合は「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」です。
日和見菌とは、「善玉菌でも悪玉菌でもないけれども、強いほうに見方する菌」です。
腸内の7割を占める日和見菌ですが、残りの3割の善玉菌と悪玉菌のバランスに影響を受けてしまいます。
腸内の細菌バランスは非常にデリケートともいえます。
腸内フローラを良好に保つには、悪玉菌をいかに増やさないかということがとても大切です。
腸内フローラが身体に与える影響は?
腸内フローラのバランスが良いと以下のようなことがプラスとして作用します。
腸の調子が改善されお通じが良くなる
腸内細菌のバランスが良くなると腸の活動も活発となり、お通じが良くなり便秘も解消されます。
お腹を壊しやすかった人も以前よりも改善されることが期待されます。
花粉症やその他アレルギー症が改善される
腸内で善玉菌の活動が良いと身体全体に渡って免疫効果を高める効果があることが分かっています。
全身の免疫細胞の約6割が腸に存在して、日々進入してくる外敵をやっつけています。
全身の6割が終結している腸内の免疫細胞の働きが良くなると全身の免疫効果も非常に高くなります。
そのため以下に腸内フローラを良く整えてやることで、免疫効果がアップされて花粉症や他のアレルギーをやっつけるのにつながっていきます。
太りづらくなる
腸内フローラが良くなると、栄養がきちんと小腸で吸収されるようになります。
腸内フローラが良くない状態だと栄養がきちんと吸収されずに、結果的に皮下脂肪等となって身体に取り込まれてしまうようです。
腸の機能が正しく機能するということは、ダイエットにも影響します。
次にどのような食品が腸内フローラに効果的かご紹介したいと思います。
腸内環境改善には大根ヨーグルトがおすすめ
腸内フローラを良くするには善玉菌を増やしてやることです。
ヨーグルトが腸にとても良い食品だということは皆さんご存知ですよね。
でもヨーグルトはビフィズス菌であり、ビフィズス菌の餌は入っていないんです。
ヨーグルトに含まれる生きた菌を腸まで届けるには餌の存在が大切です。
そこで餌となるのは、水溶性食物繊維です。
この水溶性食物繊維を多く含む野菜が大根なのです。
大根をすりおろしたものにヨーグルトをかけて食べてください。
そして善玉菌の餌であるオリゴ糖が含まれているはちみつをかけることで効能はさらに増すことになります。
大根もはちみつもビフィズス菌の餌なので活発な状態でビフィズス菌が生きて腸へ届く手助けをしてくれます。
なお分量ですが大根が1に対してヨーグルトは4の割合で作ってください。
はちみつはお好きな量でOKです。
大根ヨーグルトは整腸作用に大変優れている食品です。ぜひ1回は試してください。
あと最後にもうひとつの素晴らしい発酵食品である納豆を紹介したいと思います。
全知全能の食品、納豆!
以前別の記事で納豆について取り上げたことがありますが、整腸作用という点でも納豆は素晴らしい食品です。
納豆には豊富な食物繊維が含まれており、それによってお通じも改善され、腸内フローラの改善によりお肌の調子も良く保つことができます。
そして納豆菌も腸内細菌として存在します。
しかし納豆菌が他の善玉菌に比べて優れているのが、納豆菌は長寿であるということです。
他の腸内細菌よりも長い間分裂繁殖を繰り返し、長い間に渡って腸の中の悪玉菌や外敵をガードして、腸内を清掃します。
また納豆菌より生み出される活性酸素により消化活動が促進されて、腸内での消化まで良くなることも確認されています。
このように大根ヨーグルトと共に腸内フローラ改善に欠かせないのが納豆食品なのです。
また今回の腸内フローラには関係しませんが、納豆にはビタミンB1やイソフラボンなどの栄養が沢山入っておりまさに完璧な食品です。
ぜひ毎日の食生活の中で、両方とも取り入れてみてくださいね。