舌が痛いとき側面や先端が気になる!そんなとき何科にいけば良いの?

意外と知られているようで知られていない舌のトラブル。
口内のトラブルといえば口内炎ですが、口のなかでもとりわけ舌の側面や先端に症状があると痛みが本当に辛いですよね。
物を飲み込んだり、しゃべったりするのにも激痛が走ったりします。
特に口内のトラブルは外傷とは違って絆創膏や包帯をつけたりすることもできないですし、ひどい場合には睡眠障害、摂食障害にもなりかねません。
そんな大変な舌の痛みが側面や先端にあった場合には、どのような病気の可能性があるでしょうか。
今回は、その舌が痛いことについて想定できる原因を次の章から早速ご紹介していきたいと思います。
側面や先端の舌の痛いときの原因
舌の側面が痛いときの理由にはいろいろな原因が考えられます。
物理的な原因やアレルギーによるもの、口内の常在菌による感染や唾液の不足等、原因は様々なのでひとつずつ御紹介していきたいと思います。
入れ歯や差し歯等による原因
入れ歯や差し歯、歯の詰め物など人工の材料が舌にぶつかることによって、痛みの原因となっている場合です。
また自分の歯でも、歯ぎしり等により先端が尖っているときも同様の症状が起こる場合があります。
その際には、舌にあたる部分について原因を突き止めて、歯科で接触してる部分をけずってもらうことにより症状はなくなるでしょう。
カンジタ菌による感染
舌の側面による痛みでしばしば起こりうるのがカンジタ菌による感染が原因の痛みです。
カンジタ菌は常在菌なので、健康な人にも存在する菌です。
しかし体調不良や過労、ストレス等の外的要因によって身体の免疫力が不足していることがあると、カンジタ菌が増殖して症状を起こすことがあります。
その際には薬でカンジタ菌を退治することで症状は快方に向かうと思います。
いずれの症状においてもいえることですが、何が痛みの原因になっているか、専門医に早めに特定してもらうことが大切ですね。
金属によるアレルギー症状
入れ歯や虫歯の詰め物、歯列矯正等の材料に金属を使用している場合に、舌に痛みを感じることがあります。
自身が金属アレルギーであるかどうかは、アレルギーの検査をすることで簡単に分かりますので、思いあたる節のある方はアレルギーテストをしてみると良いでしょう。
そして金属アレルギーであることが分かりましたら、なるべくそのアレルギー源を口内から除去することが必要ですので、お医者さまにご相談されてみてください。
食生活の乱れ
他の身体の組織にもいえることですが、舌の場合は亜鉛、ビタミンB、鉄分等が不足していると、舌に痛みを引き起こすことがあります。
ご自身の食生活に最近偏りがあるなあと感じられた方は、そういった栄養素を補うような食生活にシフトしていくことで症状は緩和する可能性があります。
また食事での摂取が難しい場合には、サプリメント等で補ってやるのも良いでしょう。
口内の乾燥による痛み
唾液の分泌量が少なくなると口内が乾燥しそれが舌の痛みの原因となることがあります。
唾液には殺菌と潤滑の役割があり、唾液量が少なくなることで歯と舌のこすれて舌が傷つき、そこから炎症を引き起こすことがあります。
その際はガムを食べて刺激を増やしたり、唾液腺のマッサージをしたりして治療していきます。
舌自体の疾患による原因
溝状舌や舌癌により、痛みが起こる場合があります。
溝状舌は先天的な原因もあれば傷や感染等による後天性のものもあります。
その際には塗り薬等で対処していきます。
舌癌の場合には、他の舌に出来る口内炎との違いがあります。
舌の口内炎は真ん中が白く周りに赤い枠のようなかたちにみえます。
舌癌はその赤い縁取りのようなものがなくて、触るとコリコリと硬いような感じがあります。
また口内炎であれば、通常2週間くらいで治る場合が多いですが、舌癌は自然治癒することがないため、口内炎に似た症状が3週間以上続いていたら専門医に見てもらいましょう。
次の章では具体的に何科にかかればよいのかについて御紹介いたします。
舌が痛いときは何科に行けば良いの?
まず最初にかかる科としては、耳鼻咽頭科がよいでしょう。
総合病院等の充実した設備を持つ病院であれば、そのための検査機器が揃っていると思われます。
明らかに歯の詰め物や差し歯に当たって痛いというのが、分かっていれば歯科でも構わないと思いますが、原因不明であればやはり耳鼻咽頭科に行くのが良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
この記事が貴方の健康のご参考となって、問題を解決するきっかけとなれることを編集部一同祈っております。