肩の痛みが左側や首からくる場合は要注意!原因や対策を紹介します。

皆さんは肩の痛みや肩こりで苦労したことはありませんか?
私も肩や首のこりがひどく一時期頭痛までしていたことがあったので、その苦労は良く分かります。
でも左肩にだけ肩の痛みがある場合は、通常の肩こりや肩の痛みとはどうやら違う場合がありそうなんです。
今回はそのあたりについて詳しく解説していきたいと思います。
肩の痛みの種類
肩の痛みの種類としては、実はいろいろあります。
肩や首というのは人間の身体にとってとても大切な神経や血管が多数通っているところです。
ですので、痛みの種類や痛み方、痛む部位によっては、大きな病のサインとなるものもあります。
特に左肩だけが痛む場合には注意が必要です。
種類ごとに解説をしていきます。
運動後の筋肉痛
マラソンやウェイトトレーニングで肩の筋肉に負荷をかけた場合、一時的に肩が痛む場合があります。
そのような運動後の外的な要因の痛みであれば、特に問題はないでしょう。
ただ運動で酷使し過ぎている場合には、肩の筋肉痛が長期化してしまうこともあります。
様子を見ながら湿布薬等でケアしておいたほうが良いと思います。
胃の疲れ
肩、特に左の肩が良くこるなあという方は胃が少し弱っている可能性があります。
なぜなら、胃の内臓筋と身体を覆う左半身の筋肉はつながっているためです。
胃に疲労が溜まってくると、胃の周りの筋肉が緊張していき、それが左の肩のこりに影響します。
胃の疲労は、主にメンタル面でのストレス、他には食べ過ぎ、飲み過ぎ等によるものが考えられます。
思い当たる方はなるべく症状が緩和するように身体をケアしていってください。
肩関節周囲炎
肩関節周囲炎は別名五十肩とも呼ばれ、肩の痛みや肩の可動範囲が狭くなるなどの症状があります。
名前の通り50代前後の方に発症することが多く、男女比だと女性のほうが多い病気です。
五十肩は、長時間腕を上げたような姿勢で作業をしていた場合に起こりやすいようです。
ご自身が五十肩かどうか確認する場合には、左右の肩の動きの可動範囲を比較してみると良いです。
例えば左だけ可動範囲が狭かったりすると、左の肩が五十肩の可能性があります。
治療法としては肩の炎症を抑える薬を塗って、肩関節を動かす運動を根気良く続けることです。
心筋梗塞もしくは狭心症
左肩が痛む場合には、心臓系の疾患がある可能性もあります。
それは心臓だけでなく心臓から半径30cmくらいのところまで痛みが放散する「放散痛」と呼ばれる症状によるものです。
特に心筋梗塞は血管がつまることで心臓の筋肉が壊死し心臓が痛むという病気です。
なぜなら心筋の痛みの神経が左の肩の神経に近いところを通っています。
そのため心臓からの痛みを左の肩の痛みと勘違いしてしまうのです。
しかし、その心筋梗塞や狭心症による左野方の痛みというのは、何かで刺されるような痛みだそうです。
ですので、鋭く痛覚を刺激されるような痛みでなければ、特に心配しなくても良いかもしれません。
ただ左の肩の痛みが鋭く続くようであれば、循環器科も整形外科とあわせて診察を受けることをおすすめします。
首から肩にかけての痛み
もし首から肩にかけての痛みがあるようでしたら、それは首こりからくる痛みかもしれません。
首こりは首がこっているにもかかわらず、その周辺の肩や頭に痛みが散ることが良くあります。
私も時おり頭痛に悩まされたことがありましたが、その原因は頭ではなく首のこりによるものでした。
首の痛み、こりは軽く考えがちですが、ひどくなると自律神経の乱れ、イライラの発生、偏頭痛の原因、胃腸の調子の崩れ等、様々な症状の原因となります。
ぜひ思い当たる節のある方は首のこりも疑ってみてください。
このように様々な理由による肩の痛み、左の肩の痛みをご紹介してきました。
もし心臓疾患のときの兆候に近い肩の症状がありましたら、すぐに専門医に見てもらってください。
この記事が貴方の健康を守るきっかけになれたらと編集員一同お祈りしております。