引きこもり主婦から脱出する方法。特に40代、50代の無気力症状には要注意!

定義として引きこもりは、6ヶ月以上自宅にひきこもって社会参加しない状態が続いている状態のことをいい、学校や仕事に行かない、または就いていないことを指し、「40歳以上の引きこもりは100万人以上」とも言われています。
思ったよりかなりの数ですね。
引きこもるに至ったきっかけや経緯は、人それぞれですが、人間関係や病気がきっかけで、引きこもるケースが多いようです。
そして引きこもり中の方でも、引きこもりを前向きに捉える、楽しんでいる方と、本当は引きこもりたくないけれどやむを得ず、引きこもっている方とに分かれ、何とかしようと思っている方、またはしようとしている人は現実とのギャップに悩んでいることが多いようです。
そして悩み過ぎた結果、何もする気がない、夢も希望もないといった無気力状態に陥るんだとか。
今日はそんな引きこもりについて、お伝えしたいと思います。
引きこもり主婦(40代、50代)の現状とは?
近年増加傾向にある主婦の方の引きこもりですが、
・子育てがひと段落した
・仕事を辞めた
・パートナーとの関係が悪くなった
・家族の転勤、転職などで新しい環境に変わった
・ママ友など人間関係にトラブルがあった
・病気になった
・大切な人(親や兄弟姉妹)が亡くなった
一般的にはこのようなことをきっかけにして引きこもる方が多いようです。
女性、特に主婦の方は、パートナーの方の影響を強く受けます。
またお子さんがいらっしゃる方はもちろんお子さんとの関係もあります。
精神的な疲れ、それも行ったり来たりの波の疲れが女性の心に大きく影響しているようですね。
無気力になって、仕事や家事が手につかない
何もかもが嫌になり、また人間関係も億劫になると、人は自分の殻、テリトリーで暮らすことに安心を感じます。
それが家の中であったり、ネットの世界であったり、自分だけの場所であったりするわけです。
ホッとするわけです。
もちろん人と一緒にいることで安心を感じる方もいらっしゃると思いますので、感じ方、価値観は人それぞれなのだと思います。
けれど何もかもが嫌になって、引きこもった場合は、なかなか家事や仕事が手につかないことが多いようです。
また大切な人や何かを失った場合も同様で、心に大きな穴が開いたような感覚になります。
家事や仕事をしなければと思う自分と、できない自分、したくない自分、そんなことがどうでもよくなってくる自分、色んな自分が出てくると言います。
その状態から脱出するには?
引きこもりというと、どうしても印象が悪く、そんな状態の自分を卑下し、何とかその状態から脱出しようと思いがちです。
特に日本人、そして日本人の中でも真面目な方ほどそのように捉える傾向にあるようです。
そのような時は、小さなステップを積み重ねると効果があるようです。
まずはありきたりかもしれませんが、そのような状態にある自分を自分が受け入れること。
もし受け入れられなければ、受け入れられない自分を受け入れること。
何だか禅問答のようになってしまいますが、そのようにして一度自分を救い上げてみましょう。
もちろん今の状態の自分では無理という場合は、家族やパートナー、友人など話せる人に話をしてもいいでしょう。
そのような人がいないという場合はプロの方にお任せしてもいいと思います。
今はネットでも気軽に相談に乗ってもらえたりもします。
自己開示をしていくうちにスッキリしたり、思ってもみなかった自分の本音に出会うこともあるようです。
直接会うのが抵抗ある方はそのようなところを利用するのも一つの方法だと思います。
そうやって、何度も何度も自分を救い上げていくうちに、また人から救い上げてもらっているうちに、少しずつですが気持ちがラクになっていくと言います。
そんなふうに育っていくプロセスを感じられたら、しめたもの。
新しい自分が芽吹いている証拠です。
そこからまた新しい自分が育っていきますので、意識しなくても次のステップを楽しめるようになります。
もちろんその速度は人それぞれですから、あまり焦らないようにして下さいね。
あくまで「自分は自分」ですから。
人は楽しいこと、楽しいと思っていることは時間が経つのが早く感じられるものです。
充電を思い切り楽しもう、楽しんでいると捉えることで、心の負荷、荷物が軽くなり、自分の人生の流れに乗っている感覚が取り戻りやすくなります。
また「与えられた人生、楽しんだほうがいいよ」とはよく言われることですが、そもそも楽しめる方であれば引きこもりで悩んだりもされないと思います。
そういったことで悩んでいる方は、やはり真面目で繊細な方が多いようですので、現代社会では生き辛さを抱えがちです。
けれどそういった側面はその方の持って生まれた、もしくは成長過程で培われた才能や個性でもありますので、そちらを活かせることにフォーカスをすることで、生きやすくなる方もいらっしゃるようです。
いかがでしたでしょうか?
そんな一つ一つをすべて解決しようと思わず、ただそんな自分の気持ちに気付く、寄り添うことが何よりの自分へのプレゼントになるのではないでしょうか?
いつか自分からそんなプレゼントが届くといいですね。