首こりが頭痛(後頭部)の原因?吐き気もラクになる解消法とは?

首が凝っていると、辛いですし、気分も落ち込みがちになりますよね。
首は頭の重さを常にずっと支えているので、首周辺の筋肉は疲労が溜まりやすいと言われています。
頭の重さは体重の10%程度と言われていますから、50㎏の体重の方で約5㎏もの重さのものを首が支えていることになります。
考えてみると大変な重労働ですよね。
そんな首こりが続くと、脳への血液供給が低下し、老廃物も流れなくなり、結果首コリや肩コリは血行不良が原因で起こりますが、これを放置しておくと脳への血液供給が低下し、頭痛や吐き気、めまいなどを引き起こしやすくなります。
慢性的になる前に防ぐ方法はないのでしょうか?
そこで今日は首のこりの改善方法についてお話しできればと思います。
首は頭と胴体とをつなぐ大事な部分です。
しっかりケアをして改善していきましょう。
首こりは後頭部の頭痛につながる?
先程首のこりは、頭痛、特に後頭部の頭痛に繋がるとお伝えしました。
そこには頭の重さだけでなく、生活習慣も大きく影響しています。
そう、パソコンなスマホなど電子機器類を仕事や勉強、趣味などで使用する頻度や時間が長い方と首のこり、頭痛に悩まされる方とは、かなりの確率で一致しているんです。
特にパソコンを使っている場合は、長時間同じ姿勢になりがちです。
同じ姿勢で居続けることによって、それだけでも血流が滞りがちになるのです。
多くの方がパソコンを使用されてる際は、ついつい前かがみになってしまうと思うのですが、その姿勢を長時間続けることによって、後頭部の血流や筋肉への負担がかかっていることになるんです。
ちょっとしたクセ、習慣ですが、長時間となると負荷も相当になり、影響も大きくなるんですね。
また同じ姿勢でいることで血流が停滞すると、筋肉も硬くなってきます。
特に首周辺は首よりも重くて、広い頭をずっと支えていますから、凝りやすいのも当然と言えば当然かもしれません。
また長時間使用することによって起こる眼精疲労も首コリに大きく影響します。
目の周りや視神経の血液循環も同時にケアしたいところですね。
ですので、パソコンを使う際はできるだけ前かがみにならないよう良い姿勢を保つことを心がけ、1時間に一度は意識的にストレッチなど身体を動かすなどして、予防するようにしましょう。
眼精疲労にはこめかみの周辺をマッサージするか、蒸しタオルをするなどして蒸気で血行を促進するのも手軽にできるケアでオススメです。
吐き気や肩こりの原因を改善するには?
首こりは放置しておくと頭痛だけでなく、吐き気や肩こり、まためまいやだるさ、集中力の低下、倦怠感などさまざまな不定愁訴にもつながっていきます。
首や肩の周りの筋肉は意識して動かさないと同じ姿勢のまま過ごしてしまいやすい場所ですから、ある程度は仕方のないことなのですが、慢性化してしまうのはやはり避けたいことだと思います。
ですので、日々の疲れはストレッチなどでケアできるとしても、本格的な予防をするとなると、筋肉を鍛えることが大切です。
といっても首を鍛えるってどうすればいいの?と思われた方もいらっしゃると思います。
そこで自宅や職場、学校でも座ったままでも、もちろん立ったままでもできる首を鍛えられる抵抗運動(押し戻し運動とも呼ばれています)というのを2つご紹介したいと思います。
首の左右の筋肉を鍛える場合
・頭を右に傾け、左手を左側の頭部に当てます。
・その左手は頭を押すように、そして頭は左手の押す力に負けないよう押し返します。(左手と頭で押し合う感じです。)
数10回、気持ちのいい程度で終えて下さい。
片方を終えたら、反対側も行って下さい。
首の前後の筋肉を鍛える場合
左右の筋肉を鍛えたら、今度は前後の筋肉です。
・両手を額の前に当てます。
・次に頭を前方に押し出すように力を入れ、逆に両手はその頭が前に出ないように後ろへ押し戻します。(頭は前へ、手は後ろへ押し合う感じです。)
・今度は組んだ両手を頭の後ろへ回します。
・両手は前方へ頭を押し出すように、頭はそれに逆らうように後ろへ押し返します。
こちらも数10回、心地の良い疲労感が出る程度で終えて下さいね。
この抵抗運動は傍からみると頭も左手もたいして動いていないので、押し合っていることで頭、首、肩など沢山の筋肉に負荷を与えていおり、簡単に鍛えることが出来るんです。
是非日々の生活に取り入れてみて下さいね。
枕の高さでもできる解消法
合っていないと、寝ている間首に負担がかかってしまってるのです。
枕が低すぎると顎があがり、高すぎると顎が下がり、気道もふさぎがちになります。
心地よい高さというのは、人それぞれですが、一般的には顎のラインと額が平衡の高さになるのが、首への負担が少ないとされています。
枕と首との間に隙間がある方は、タオルを折りたたんで高さ調節に使うといいでしょう。
また度が合わないメガネやコンタクトの使用も眼精疲労の原因になり、結果、首こりや頭痛に影響を与えます。
見え方に違和感があったり、メガネやコンタクトで目が疲れる場合は、眼科などで検診を受け、自分に合ったレンズを使用するようにして下さい。