お腹のマッサージは便秘に効果的!自宅で出来る簡単なセルフケア方法。

デトックスがブームの世の中です!
体内に不良債権とも言える美の大敵である不要な老廃物を溜め込んでいませんか?
著名人のダイエット秘話や、世にあふれる効果をまことしやかに囁かれるサプリメント。
便秘薬も数多く存在し、新しいものも次々と発売され続けていますよね?
「デトックス」、「便秘の解消」などが何故大切なのかを今日は考えていきましょう!
便秘の原因、「宿便」とは?
なかなか出ない…、そんな便秘に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
そんな便秘の原因を作っているのが「宿便」なのです。
宿便について詳しく見ていきましょう。
「宿便」って、どんなものなのか?
便秘でない方でも宿便を3~5kgは腸の中に溜め込んでいると言われています。
毎日便通がある方でもあるものだと書きましたが、それでも排便されない便とは一体どんな便なのか?
「宿便」は、医学用語では「滞留便(たいりゅうべん)」と言います。
その名の通り、腸内に何年にも渡りとどまり続けているケースも多くあるようです。
私たちの腸内では約1000ほどの腸内細菌があると言われいます。
その腸内細菌が代謝して出た死骸、毎日食べる物のカスなどが腸に溜まったものが宿便なのです。
想像したくはないものですが、宿便は何年も腸のひだなどにこびりついている為、臭くてヘドロ状!
しかも何年もかけて溜まったものなので、そう簡単には自然に出て行ってはくれません。
宿便がもたらす悪影響!
便秘ってお腹が張って苦しいですよね。
それだけではありません、便秘の原因「宿便」はたくさんの悪影響を体に及ぼすのですから。
具体的に下記にあげてみました。
宿便は「美容」の敵!
臭くてヘドロ状の宿便。
どう考えたって世の女性たちの敵、美しい見た目を邪魔する存在でしかないですよね。
宿便があることで腸の働きが悪くなると、便秘に悩まされます。
特に宿便は毒素を発生させ体を酸化(老化)させるため、内臓やお肌をボロボロにしていきます。
クサいだけではなく、憎い存在ですね!
宿便は「健康」の敵!
「日和見菌」ってご存知でしょうか?
なんだか、ほのぼのとして、どっちつかずな印象の名前ですが、私たちの腸内で生息しています。
約1000ほどの腸内細菌がお腹の中にいるのですが、70パーセントが日和見菌なのです。
残りの30パーセントは善玉菌と悪玉菌で、健康な腸だと善玉菌が優勢になっています。
善玉菌は悪玉菌の増加を防いだり、腸内に病原菌などが侵入しないよう戦う、お腹の味方。
日和見菌たちはどうやら民主主義らしく、数の多いほうに味方をする性質を持っています。
なんとかして善玉菌を増やして、日和見菌たちを味方につけたいものですね!
ここまで話したら察しの良い方はお気づきでしょうが、宿便は悪玉菌の元になります。
悪玉菌が優位になると、臭い屁や口臭に始まり、不眠、肥満、生活習慣病の原因になるのです。
お腹がスッキリしていることは、まさに健康の要と言っても過言ではありませんね。
知っておきたい、便秘の改善方法!!
お腹が張って苦しく、ダイエットや健康にも悪影響を及ぼす便秘を解消しましょう!
若々しく美しい体を維持し続けたい、体の中から健康でありたいものですよね。
さまざまな方法がありますが、お金が掛かったり、専門家の力が必要だったり大変なことも…。
大切な腸なのでお金をかけるのも一つの方法ですが、まずは自分の体を自分でケアしてみましょう。
まずは今日からでも出来る簡単な方法をまとめてみました!
- 食物繊維をとる
- お白湯を飲んで代謝アップ
- 適度な運動をする
いかがでしょうか?
どれもありきたりで簡単な方法ですが、意識をしてみると効果的なものばかりです。
簡単であるということは、つい見落としがちな大事なことであるということ。
しいては自分の健康に目を向けるということにも繋がるでしょう。
先ほどまとめたものを詳しくみていきましょう!
食物繊維を多くとること
便秘に効く、不溶性食物繊維の多い食品はコチラです。
- きのこ類
- 豆類、納豆
- イモ類
まず不溶性食物繊維とは水に溶けないで、便として体外排出される食物繊維のことです。
便秘の解消に役立つほか、食欲の抑制、有害物質を吸着して体外排泄するのも嬉しいですね。
是非進んで摂取してみてください!
普段自炊しない、どうやって摂取したらいいかわからないという方は下記メニューを外食でも進んで取り入れましょう!
- 切り干し大根
- きんぴらごぼう
- 筑前煮物
- 春雨サラダ
- 具だくさんの豚汁
なんだかお母さんの手料理が恋しくなるメニューが多いですね。
「<身土不二(しんどふじ)」、自分の生まれ育った土地や季節に合った食べ物を食べるという言葉。
そんな言葉が存在するほど、生まれ育った土地と人間の健康は切っても切れない関係にあるのでしょう。
またそういった食べ物を多く口にしていると、腸内環境もよくなり、免疫力が高まります。
私たち日本人が和食を恋しく思うことは、ある意味自然な欲求と言えますね。
是非、外食の際のお店やメニュー選びにお役立てくださいね。
お白湯と運動で便秘解消!
お白湯を飲むことが最近はやっていますね。
書籍などで専門家が書いていますが、お白湯を飲むだけでデトックスされるとのこと。
水やお茶でなく、お白湯はその温かさで腸の働きを助けてくれます。
温かいお茶より、お白湯がいいのは余計な成分が入っていないから腸への負担が少ないのです。
また併せて、腸を動かすために軽い運動もオススメです。
たいそうなスポーツをする時間がなくても、歩くだけでいいのです。
歩くときに大腿の筋肉が動くことで、腰やお腹まわりの筋肉も一緒に動きます。
まずは、エレベーターの使用をやめて、階段を使うなど出来ることから始めてみましょう。
お腹のマッサージが便秘に効果的!?
お腹のマッサージは、お腹に圧を加えることで、腸が活発になるように働きかけてくれます。
腸が活発に動くことは便秘の解消に繋がります。
それでは早速、便秘の解消に役立つ「お腹のマッサージ」の方法を紹介します。
特別なマッサージ器などは必要ありません。
用意するものは、便秘を解消したいという気持ちと自分の手だけです。
もし追加で用意できるなら、お好みでベビーオイルやアロマオイルがあると良いかもしれませんね。
「お腹のマッサージ方法」
- 仰向けに寝転ぶ
- 右掌でおへそを覆う
- その右手を左掌で覆う
- 呼吸を整える
- 両掌に少しの圧を加える
- 時計回りに円を描き、お腹を押し撫でる
この動作を呼吸のスピードに合わせて、ゆっくりと3分くらい行いましょう。
呼吸に合わせることでお腹をリラックスさせ、腸が動きやすい状態を作ることが出来ます。
はじめて行う際、便秘が酷い方は少しお腹に痛みを感じる場合があるので圧を緩めましょう。
ベビーオイルやアロマオイルを使用する場合は服を脱いで、手を温めてから行うと良いでしょう。
マッサージを行うタイミングは、毎日、朝起きてからか寝る前に行うといいでしょう。
「お腹のマッサージ」注意点
注意点としては、食後二時間以内はマッサージを行わないようにしてください。
あと、お腹のマッサージ後は腸の働きが活発になりますので、お白湯を飲んで排泄を助けてあげましょう。
マッサージを始めてから数日間はいきなり腸が動くため、倦怠感があるかもしれません。
そのような症状を「好転反応」と言いますが、体の不調や吹き出物が出たりする場合もあります。
しかし、それは体が毒素を一気に出そうとして頑張っている途中経過ですので見守ってあげましょう。
以上、お腹のマッサージ方法でした。
便秘薬を使う前に、是非ご自身の手で優しく便秘の解消を促してみてください。