喉の違和感や異物感を感じたら何科に行くべき?対処方法を紹介!

喉に違和感を感じる、異物感を感じる。
そんな症状が出たら、何科を受診すればいいのでしょうか?
喉は食べたものが通過するところです。
痛みがあったり、異物感があると、食べることさえままならないことも。
その上、そのことが気になってうまく話せないとなると、仕事や人間関係などに支障をきたすなど影響が出てきます。
困りますよね。
そして一口に違和感があるといっても症状も原因も色々あり、病院でも何かを受診すればいいのか迷われる方も多いようです。
そこで今日は喉の違和感や異物感があった時、何科を受診すればいいのか、症状別にお伝えしたいと思います。
では、早速見ていきましょう。
喉の違和感や異物感がある時は何科を受診するべき?
ここでは、症状別にお伝えしたいと思います。
目安として参考にしていただけたらと思います。
声が枯れてしまった時
寝不足や仕事や学校など声の使い過ぎで声が枯れてしまうことはよくある事です。
一過性であれば、安静にしていれば治っていきますが、なかなか治らない場合や気になる場合は、喉の奥や声帯を診察してくれる「耳鼻咽喉科」を受診しましょう。
水やお茶など飲み物が飲めない位に喉が痛い時
水やお茶など飲み物が飲めない程に痛い場合は、喉の奥に水泡が出来るヘルパンギーナや扁桃が赤く腫れる咽頭結膜炎の可能性があります。
ですので、その場合は「内科或いは小児科」か「耳鼻咽喉科」を受診しましょう。
喉を押すとしこりのようなものがあり痛い時
喉を押してしこりのようなものを感じる時は、付け根の甲状腺付近であれば、亜急性甲状腺炎の可能性があります。
もし身体がだるい、動悸がするなど甲状腺炎の症状がある場合は、
喉のしこりがリンパ節の腫れの場合もあります。
風邪等で炎症が起きている場合は、風邪が収まると同時に治るケースが多いようですが、リンパ腫やがんの可能性もあります。
長引くようであれば、「内科」あるいは「耳鼻咽喉科」を受診しましょう。
他にも歯肉炎や虫歯が原因の場合もあります。
その場合は「口腔科」或いは「歯科」を受診しましょう。
うまく飲み込めず、つかえがある時
喉がつかえている時は、喉や甲状腺の腫れか、或いは自律神経の乱れやストレスの影響の可能性が考えられます。
ですので、「耳鼻咽喉科」を受診して何も問題がないようであれば「心療内科」の受診をすすめられるケースもあるようです。
イガイガして咳が出る時
喉がイガイガする、そんな症状がある時はアレルギーの影響がある場合があいます。
咳喘息やアトピー性咳嗽(がいそう)の場合は「アレルギー科」や「呼吸器科」を受診しましょう。
女性に多いストレス性の喉の痛みや咳がある場合
喉の辺りに何か引っ掛かっている感じが続くと、多くの方が不安になります。
「もしや何か悪い病気では?」と心配になりますよね。
こういった症状や不安を訴える方は30代~50代の女性に増えているようで「咽喉頭異常感症」とも呼ばれています。
具体的には
- 喉がイガイガする
- 喉に圧迫感がある
- 喉に引っ掛かりや絡んだような感じがする
といった症状があります。
そういった場合、先程お伝えした病気である可能性ももちろんあるのですが、明らかな病気だと認めないものが大半のようです。
このようなケースを「咽喉頭異常感症」と言い、心理的要因が多いと言われています。
いわゆる「ストレス性疾患」です。
更年期障害や甲状腺疾患との関連がある為、30代から50代の女性に多く、最近増加傾向にあります。
仕事を持つ女性が増え、また年齢を重ねることによる身体の変化が影響していると言われています。
こういった場合は、特に治療は行われませんが、検査をして異常がないことを何度か確認されると、精神的に落ち着き症状も緩和されることも多いようです。
ストレス性疾患は長引くケースもあるようですが、かといって何もせず放置していると不安が増幅されてしまいます。
ですので、信頼できる医師やカウンセラー等に胸の内を相談することは、大きな解放に繋がります。
一人で悩まないようにして下さいね。
自分でできる対処方法とは?
病院での治療ももちろん大切ですが、自分でもケアすることで、治りが早くなることができます。
むしろそちらの方が重要だと言われる医師もいらっしゃいますよね。
喉に違和感や異物感があった際は
- 声を出すのを控え、喉を休ませる
- うがいをする
- 水分を多めに取る
- 加湿器やマスクをつけて、喉が乾燥しないようにする
ことが大切です。
またタバコやお酒などの刺激物は、喉の粘膜を傷つけ、炎症を引き起こしやすくなります。
食べ物も「辛いもの」や「冷たすぎるもの」は刺激が強いですので、控えるようにしましょう。
とは言え、すべてを排他的にしていまうことで、大きなストレスになる方もいらっしゃるようです。
その場合は無理のない範囲で、少しずつ行うようにしましょう。
これから乾燥が気になる季節になります。
喉のケアは早めにしておきましょう。